こんにちは🌤
昨日やっと梅雨明けをした沖縄から小野がお届けします^^
まだ少しじめじめ感が残っていてかなり蒸し暑くなっています~、、
さて梅雨明けをした沖縄では、6月23日に慰霊の日があります。
1945年の沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい地上戦の末、20万人以上の方が亡くなり県民の4人に1人が命を落としました。
旧日本軍の組織的戦闘が終結した日とされ、6月23日を沖縄戦の戦没者の霊を慰め平和を祈る『慰霊の日』として沖縄県の条例で記念日に定め、県内の学校などは休日となります。
毎年、慰霊の日には沖縄県糸満市にある平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が行われます。
この時期になると学校では『平和学習』があり、私も当時のその記憶が印象強く残っています。
幼稚園・小学校・中学校に通っている私の子どもたちも『平和集会』や『平和学習』があったようです。
昨日、幼稚園生の息子が
「ママ、”平和”って知ってる?平和っていいよね。今、平和だから美味しいご飯もお菓子も食べれるし、お友達とたくさん遊べるし、ママとたくさんぎゅーってできるんだよね。」
と話していました。
幼稚園で平和と戦争についてのお話をたくさん聞いてきたようです。
その”戦争”が起きたのも79年前。
私の祖父母も戦争体験者でしたが、今健在なのは祖母1人だけです。
年数的にも戦争体験者がだんだんと少なくなり、今の世代では戦争を語れる人が少なくなり、「戦争って話では聞くけど想像はできない」という子も少なくありません。
戦争の事を少しでも学ぶためにも、今年も沖縄校では『平和学習』プログラムを行いました。
今回は糸満市にある「平和祈念資料館」に行きました。
県内の小中高生の子たちも平和学習をしに来ていてたくさんの人でした。
沖縄校の生徒は小学校の頃に来たことがあるという子、今回が初めて来たという子もいました。
資料館では、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦など、沖縄が戦場になる直前までの経緯も展示されていて数多くの展示物があります。
生徒も、膨大な数の資料や年表、写真や映像、当時の道具などを見てそれぞれに当時の様子を感じ取っているようでした。
中には過激さもあり、「きつくてこれ以上は見れません」と途中で退出する子もいました。
そんなたくさんの悲劇が、今私たちが立っているこの場所で起きていたんだと思うと、今の私たちがどれだけ平和なのかと強く感じさせられます。
資料館の見学を終えた後は、沖縄校に戻って振り返りをしました。
生徒の感想では、、
『大叔母が生前によくガマで暮らしていた時の話や戦後の沖縄の話などをしていたのですが、もう聞けなくなった今、話していた内容を録音などしておけばよかったなと常々後悔しており、今回平和祈念資料館を見学して、こうして後世に残していくためにも記録は大事だなとより感じました』
『今、自分たちの生活で攻撃されない事やきれいな水が飲めることは本当に恵まれていることだなと思います。今でもこの映像のような事が世界のどこかで起きていることが恐ろしいと思いました』
『おばあちゃんから戦争当時の話をたくさん聞いていたけど、想像が全くつかなかったので今回初めて平和祈念資料館に行って、実際の映像や体験談を見てこんなに大変な思いをしていたんだなと実感することができました』
と生徒それぞれ、
”戦争”と”平和”について色々な学びや気づき、後世に残していく大切さなど感じたようです。
見れば見るほど、聞けば聞くほど胸が苦しくなるし、
戦争が終わってもその傷が癒える事はないと思うけど、
奇跡的にこの命のバトンをもらった私たちに今出来る事は…
住んでいるこの島で起きた事を少しでも知ることや、戦争体験者の方から実際に聞いた話を語り継いでいくことが平和であり続けるためにも大切だなと思います。
世界中にたくさんの笑顔が溢れますように。