いよいよ第3部。
UKULELE GYPSY(ウクレレジプシー)としてこの上田サントミューゼ大ホールへお越しいただいたのは、なんとあのモンゴル800のキヨサクさん!!
名曲「あなたに」「小さな恋のうた」などはご存知の方も多いのではないでしょうか。
沖縄校のスタッフと先輩後輩の仲という御縁もあり、今回この記念ライブにご出演頂きました。
ウクレレ1本、体ひとつで歌を届けてゆく仕事というものは、なんとも優しく、平和な空気を生み出します。
平和じゃなければ歌は必要ないのか。文化は二の次なのか。そう思ってしまうところもありますが、実際、歌が心を癒し、支えてくれる場面はとても多いものです。
「侍学園20周年おめでとうございます。ゆったりいきましょう。寝ちゃってもいいですよ~。トイレも自由に行っていいですよ~。赤ちゃんも全然泣いていいですよ~。ゆる~くいきましょう~。」
完全なるウクレレジプシーワールド。
優しい語り口調、力強い歌声。
侍学園の為だけにアレンジしてくれた歌詞。
客席はもちろん、舞台袖のスタッフ陣も全員興奮しながら聞き入っておりました。
自分たちがどこにいるのか忘れてしまうほどの世界観でした。
キヨサクさん、本当にありがとうございました!!
いよいよグランドフィナーレです。
3時間にわたるこのイベントも、終わりに近づいて参りました。
最後に生徒・スタッフ一同でステージに上がり、お礼のご挨拶をさせていただきました。
長岡が生徒へ、そして支援者たちへ向けて作った歌「灯り」を全員で歌いました。
「悲しい人や苦しい人や悔しい人や怒りの魂が心の中で泣き叫んでも、尚この道を進むのは。あなたの為にこの一瞬を、あなたの為にこの1秒を心の底から使えたならば、幸せの灯りが灯るから。」
決して楽な仕事じゃありません。
分かり合えないことも、ぶつかることもありますし、憎まれることも、嫌われることもあります。
それでも、何の為にこの仕事をしているのかを見失わないように、我々はこれからも向き合い続けます。
その先にあるものを信じて。
いずれくるブレイクスルーを信じて。
今回、ロビーや客席でお会いした皆様が、本当にお世話になってきた形ばかりで、こんなにも多くの皆様にお世話になったことをしみじみと感じました。
本当にありがとうございました。
さあ、「ここまで」の20年は振り返り終了。
「ここから」が始まります。
深呼吸して
顔上げて
背筋を伸ばして
始めましょう。
21年目の侍学園。
スタートです。