今日のブログは総務の髙橋が担当させていただきます。
今日は、生徒会から始まり、クリスマス会、正月会の事を話し合いました。
3か月間の集中訓練プログラムに参加している体験生も企画の中心になりながら、
一日の流れを確認していました。
最近のサムガク流行りはモルック!クリスマス会でもやるそうです。
総務のスタッフもお誘い頂いたので、少しでも参加出来たらうれしいです!
生徒が総務スタッフにお誘いに来るのも一仕事。
生徒会のあとは、昨日に続き校長授業。
昨日は長野県の時給でどのくらい働いたらどのくらい稼げるか、
自分で生計を立てていくにはどのくらいかかりそうか内訳を出し可視化したので、
今日はフルタイム、週5、1日8時間、1か月176時間(月22日)16万、17万くらいを目指し働くにあたっての自分の状態の認知をするワークをやりました。
今日はこちらのシートを使用して、自己評価してみました。
それぞれの項目の中で点数をつけていき、
グラフに当てはめると、今の自分が項目でどこが弱くてどこが強いのか可視化することができます。
働いた事のない生徒もいるので、自分が働いているとしたらを想像して記入してもらいました。
有償雇用で中間就労体験をしている生徒、円グラフのバランスがとれています。
入学する前だったら、こうならなかったかなと振り返っていました。
こちらはスタッフのグラフ。フルタイムで働く力があると、円も大きいですね。
グラフを見ての振り返りでは、
「もっと困った時に相談したり、人を頼れるようにしたい。」
「働き続ける安定した体力が必要。」
という見解が多く見られました。
チェックを付けながら、自分につける数値に迷う生徒も多くみられました。
今日のグラフはあくまで自己評価。
自分の評価は、実情とくらべて正しくない場合があり、自己評価のほうが高いパターンと逆に自信がなくて低く評価する場合があるので、
もし勇気をもってやれるのであれば、一度スタッフなどに他者評価してもらっても良いかもしれないとのことでした。
あらゆる授業の中でも、自己認知をすすめることが大切だと学ぶところが多いです。
授業の総括として、
働くときに必要な力は
「心、技、体」
これが充実していくと働く力が身についているということになります。
心は仕事では対人関係が主になります。
相手は変えられないが自分はどう変わっていくか。
人間関係の上手くいくコツは相手の話を「聴くこと」
シンプルですが、自分の要望よりも人の話は最後まで聞きくことで、
人の話をよくきいていれば攻撃されることはないので、入力力が大切です。
そして、次に出力。伝えることは、言葉、態度を選択し伝え方が大切。
伝えた時に相手がどういう気持ちになるか想像することで、言葉を選択することが思いやりに繋がります。関係性を気付いていくときに必要な力です。
技は技術です。
仕事はあらゆる技術の組み合わせです。
最初は出来なくて構わない、覚えて行けばよいですが、教わるときの態度、姿勢も大切です。
体=健康
これは項目を見て頂いて分かるように、規則正しい生活をもっているか、自己管理です。
どれを兼ね揃えても、仕事を続けていくとつらいこともありますが、
そんな時には目標、楽しいことがあれば頑張れるので、仕事だけでなく
生活を充実させることも必要になります。
私もやってみましたがシンプルで分かりやすいワークだったので、どの方にもおすすめしたいものでした。
今日のお昼
午後は山岸先生のアニメの授業。
初めて山岸先生の授業を受けたのですが、あらゆる映像や書物などから、
「芸術とは?」
「自分で選んだはずのものは本当に自分で決めたのもなのか?」の選択学まで、
私たちが、疑問を投げかえられて、ぱっと答えてみるものを、
より深めていける授業になっています。
劣等感による心の傷が自己愛あらわれること
自分しか愛さず、自分しか尊敬しないこと
自己愛を否定するとき、欠点を覆い隠そうとして全力を尽くす自分がいることを
考えさせられました。
自己嫌悪も自己愛なのですね。
私も良く自己嫌悪に陥るので、はっとしたお話しでした。
山岸先生は、あらゆる言葉や映像から研究されていて紐解いていく作業を丁寧にやっている方だなと感じました。
選択することについても考えさせられました。
「自分で選んだはずのものは本当に自分で決めたのもなのか」
コロンビア大学でのアイエンガー教授の選択の授業から
同じものを見ても、人によって見ている世界が違うことや、
人が自己愛をもって、自分の見方だけが、正しいとおもっていることがあること、
文化の刷り込みの可能性があること、
芸術は「人それぞれ」という考えも何かに縛られているかもしれないということ。
ヴァイオレットエバーガーデン第10話を元にヒントを得ましたが、
不覚にもこの映像の内容は泣けました。
ぜひみなさん見てみてください。
世の中「どうしようもないこと」もあるなかで
届かなくていい手紙なんてない。
こんなシーンをみて、
自分が親からもらった心の中の宝物を認識した私でした。
次回の授業の宿題もみんながどんな答えを書いてきてくれるのかが楽しみです!
考えを深められるすばらしい授業でした。