コンテンツへスキップ

学級通信「サムライフ」vol.3143

みなさん、こんにちは。
教頭の平形です。
2000メートル級の山たちはもう真っ白です。

一番あったかいダウンを着てしまったので、今年はもうこれ以上寒くなったら着るものがありません。

まずは1月の小旅行の行先を確定させます。
山手線周辺で行きたい所をどんどん上げ、次にどんどん絞っていきます。
博物館、美術館、神社仏閣、タワー系などが残りました。
自由行動もあるので、秋葉原・原宿・上野・浅草・新宿あたりになりそうです。

続いて学園祭のテーマ決め。

何を伝えたいか。

それをどうやって伝えるか。

ここを丁寧にやらないと、空中分解しかねません。
ようやく、今日、決まりました。

テーマが決まったので、実際、プログラムや展示をどうするかも決めます。
今年は意見がたくさん出るので、進めやすいです。
生徒のステージ発表の内容もほぼほぼ決まりました。

話し合いはなかなか進まない時がよくあります。
それが決まって、「さあ!あとは作るだけ!」となると、道がぱーーっと開けたようで気持ちが良いものです。モチベーションも一気に上がってきました。

午後はシゴトーク!
今回は株式会社双葉溶接の北澤社長にお越しいただきました。

「中卒社長の失敗と成功。夢と金の話」というタイトルだけで魅力的!!

製缶板金溶接業、アイアンブランド事業を行っていらっしゃいます。

北澤社長は音楽活動に専念するために高校を中退。

仲間と一緒にメジャーデビュー目前までこぎつけましたが、「おまえには着いていけない」と言って全員、北澤さんの元を去ってしまったそうです。

その悔しさ、悲しさは長く尾を引きました。

夢を失った北澤さんは、次に目標を「お金」に切り替えます。
お金さえあれば何でもできる。とにかく稼ごう!

そう思い立って、給料の高い仕事をいくも経験しましたが、どこも長くは続けられませんでした。

「金」だけが目標で、そのお金を使って叶えたい何かがなかったこの時期は、むなしく感じていたそうです。

結婚して、お子さんにも恵まれましたが、心のどこかに、仲間を失い夢破れたあの時の事が引っかかっていました。
その呪縛から解き放たれたのは、溶接の会社に入り、そこから独立した時だったそうです。

【私たちは「笑顔」と「感動」をつくり「世界と未来」を創造します】

これが双葉溶接さんの経営理念です。

社名の双葉は新芽を表し、初心を忘れず、常にスタートラインであるという、謙虚さとエネルギーを感じさせる会社名だと思いました。

「社会へ出る為の持ち物リスト」

①自分自身を知る(長所と短所)

②人脈を作る(社交性)

③他責ではなく自責で考える

④PDCAサイクル(計画・実行・検証・改善)
そして、「素直で明るくげんきなこと」

たくさんの苦労と経験を重ねてきた北澤社長だからこその、説得力のある持ち物リスト。
生徒の皆のかばんには今、どれだけ入っているでしょうか。
意外と素直に明るく元気が1番難しいのかもしれません。

北澤社長、本日はお忙しい中、ありがとうございました!
あっという間の90分間でした。

今日は1日考えることが多いプログラムでしたが、私は「自分で考えること」という課題にぶつかっています。家族が癌闘病中で、抗がん剤治療を始めました。しかし、世の中には抗がん剤は悪!という考えもあります。抗がん剤や放射線、手術ではなく、食事や生活習慣、呼吸や睡眠の意識で癌は治せるという代替療法がたくさんあります。どれが正しいのか、私には全くわからないのです。何が事実なのかさえ分からないなんて、なんて情けないことでしょう。

今世界で起きている様々な問題を、遠い世界の他人事にしてきた結果が今の私のような、「自分で考える力」を失った状態にしてしまっているのだと感じます。

「知る事」「学ぶこと」「考えること」「聞くこと」「話すこと」「感じること」

この学園では全て学ぶことができます。その学びの機会に溢れています。
生徒たちと一緒に、私自身も学び、深め続けたいと思います。

さて、今夜は宿直。
生徒のご飯が楽しみです。
お疲れさまでした。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です