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学級通信「サムライフ」vol,3150

皆さんこんにちは。オカリナ太郎でございます。昨日の夕方、信州上田も雪が舞い、上田は路面凍結がこわいので、ヒヤッとしましたが、それほど積もらずほっとしました。今朝も、雪が積もりました。クリスマスを前に、冬本番という感じです。

午前中は、昨日のブログでもお知らせしたとおり、現在紛争の只中にある「ガザ」のことについてジャーナリストの小田切拓(おだぎりひろむ)さんをお招きし、お話しいただきました。ガザをはじめとする、中東の紛争は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のからみで、2000年来の問題もありますが、直接的には、第1次世界大戦の時に、英国がユダヤ人とパレスチナ人の協力を得るために、それぞれに領土をあげますよ、という2枚舌外交が発端です。パレスチナ人への約束は反故にされて、ユダヤ人への約束は、ナチス・ドイツのユダヤ人に対するホロコーストもあり、第1次世界大戦後から第2次世界大戦終了後までの

間に、ユダヤ人のパレスチナ移民が続きました。1947年、イスラエルが建国されますが、それと時を経ずして中東戦争がはじまり、イスラエルとパレスチナとの間に、4回にわたる中東戦争が続きます。

小田切さんは、パレスチナを実際に20回以上行っていて、パレスチナの取材を精力的にされており現地に行かないと分からない情報やまた歴史的な経緯(旧新約聖書などのこと)を踏まええてお話いただきました。ヨーロッパの方々の非西洋の方々に対する根強い差別意識、約80年にわたるイスラエルのパレスチナに対する国際法に抵触する行為が続き、今回のガザ攻撃に端的に表れているようですが、IT技術を駆使して、人間を選別管理する、非人道的なシステム、パレスチナを保護しつつ、時に攻撃行為ををし、パレスチナの人々を精神的に疲弊させ、またパレスチナをイスラエルにとって「お金のなる木」状態になっていること。そんなイスラエルをしっかり支援してしまう米国をはじめとする欧米諸国。それに隷属的に従う日本。自由と民主主義を高らかに歌いながら、パレスチナをはじめとする非西洋諸国に対する差別的行為、民主主義が崩壊過程に入ってしまう悲しみを感じます。

小田切さんのご友人のカナダ在住のパレスチナ人のお話しを聞かせていただき、深刻な気持ちになりながらも、イスラエルとパレスチナの和平を願わずにはいられません。大変難しい話しを、情熱をもってお話しいただいた小田切さんに深く感謝申し上げます。

午後は、昨日のクリスマス会の振り返りと正月会についての話し合いをしました。よりよいイベントをしていくのは、振り返ってよかったこと、改善点などを整理して、まとめていくことが大事です。

正月会のすごろくをみんなで作りました。

帰りの会で、最近週2回バリューブックス様で就労体験をしている生徒が感想をお話してくれました。休まず一生懸命頑張っています。来年その頑張りが実りますように。

来週は、クリスマス。それからは、年末です。今年もあと残りわずかです。それではまた来週。

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