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学級通信「サムライフ」vol.3186

こんにちは。

今日の上田校の様子をお届けします!

午前中の授業は昨日に引き続き防災の授業。

平形さんのお父さん、弟さんの震災発生当時の話を聞かせてもらいました。

弟さんは当時勤めていた病院で地震にあい、揺れの後はその確認作業に追われていたそうですが、外を見ると濁流が押し寄せてきていて、すぐに最上階である5階に患者さんを移動させていたそうです。しかし、揺れで電気は止まってしまい、階段で移動するにはとても間に合わず、寝たきりの患者さんがベッドごと流されてしまったり、5階まで逃げ切った患者さんも暖房器具や布団が足りず低体温で亡くなってしまう方も多くいたそうです。いつまた大きな波が来るか分からない。そんな状況で、病院のスタッフたちはもしも流されてしまった時に遺体から身元がわかるようにと、自分の腕に油性ペンで名前と住所を記入していたそうです。数日後患者さんたちはレスキューによって助けられ、弟さんは歩いて自宅まで帰ることができました。

お父さんは自宅で地震にあい、一旦は避難所へお母さんと向かいましたが、元々役場で働いていたこともあり、この揺れの後は必ず津波が来る。避難する人たちを海辺から山へ誘導しなければ。と海の近くの低い道路に行き、同じように誘導しにきた同僚の方と交通整備を行ったそうです。しかし、すごい波がやってきて避難所でまた会おうと約束し、それぞれ避難しました。お父さんは途中、避難する人たちを手助けするうちに乗ってきた車は流されてしまいましたが、なんとか避難所に戻ることができました。しかし一緒に交通整備をした同僚の方は遺体で発見されました。その後も避難所で受け入れ態勢を整えたり、物資の配布など忙しく動いていたそうです。数日後息子さんが無事に帰ってきた時、本当に嬉しかったそうです。

今朝まで何事もなくいつも通り過ごしていても、たった一瞬の出来事でこんなにも大切なものが奪われたり、全く違う世界になってしまう。災害とは本当に酷いものです。

災害はいつどこで起こるかわかりません。
自分がもしも被災した時に、生き延びれるように。また、周りの人たちを守れるように。

今からできることを考えていきました。

仕事中被災してしまったら?
安全確保して、自分にできることはないか?協力しあって避難する。

寮で被災したら?
安全確保、避難すべきか残って避難場所として受け入れするか判断する。
(サムガクではある程度の人数が数日過ごせる物資を常に保管しています)

自宅で被災したら?
日頃から最寄りの指定避難場所を確認しておく。災害によっては避難所として使えない場所もあるため、よく調べておく。(上田市内には地震の時は大丈夫でも河川が近く洪水の時は避難所にならない場所も多くありました)
家族と離れ離れになった際の連絡手段を考えておく。(家のなかのわかりやすいところに〇〇へ避難しましたなど書くのはNG。空き巣など入られた時に無人の家だとバレてしまうため)
停電した電気が通電した際に発火しないよう、ブレーカーを落として避難する。

どのパターンでも共通して言えることはまずはとにかく安全確保、そして食べ物と安全な寝床の確保。

みんなで考えながら平形さんの経験なども教えていただき、よりリアルに考えることができました。

午後は味噌の仕込み。

給食や寮の食事で使う味噌をみんなで仕込んでいきました!

午前中からスタッフが寮の駐車場で大きな鍋を沸かし、豆をよーく煮たものを


機械を使ってすりつぶし、少し冷まして、手で麹とよく混ぜ合わせていきました。

混ぜ終わったら、塊にして空気を抜き、タルに投げ入れていきました。

今日仕込んだ味噌は11月頃食べられるそうです!今からとても楽しみですね!

一人暮らしの生徒も出来上がったら少しもらってお味噌汁作ろう!と楽しみにしていました!

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