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学級通信「サムライフ」vol,3271

みなさん、こんにちは。
教頭の平形です。

いよいよ10月!!
金木犀の香りがふんわり漂う良い季節となりました。

まずは入校式!
若者サポートステーションの短期集中訓練プログラムを利用した3名の生徒の入校式です。

沖縄からやってきました、3人娘!

事前に細かい事伝えると、ずっと緊張するだろうから、急遽一言話してもらいました。
「3カ月持つか不安だけど頑張りたい」

「生活習慣を直したい」

「3カ月やれるよう頑張りたい」
緊張しながらもしっかり前を見て話してくれました。

集中訓練プログラムを行う若者サポートステーションスタッフの挨拶。

「良い時間、良い経験、良い感情を得られる期間にしてください」

在校生代表の挨拶。

「無理し過ぎず、休む時は休みながら、ゆっくりやって行きましょう」

そして理事長長岡の言葉。

「どうやって人から信頼されるのか?自分ならどんな人を信頼するのか?

時間を守る、約束を守る、人を傷つけないなど、人に信頼される基本的な部分が、もしかしたら皆はまだ足りていないかもしれない。それを埋めるためにこの学校はあります。どこでも教えて貰えないこのことを身につければ、みんなはどこでもやっていける人財となります。」

3人を送り出した沖縄校のスタッフもZOOMで応援してくれました。
彼らが1番心配しています。でも1番彼女たちを信じています。3カ月間は長いようであっという間。
沖縄から全力のエールを送り続けてくれることでしょう。

3カ月後、自分たちでも知らぬ間にハードルを飛び越えていることを楽しみにしています。そして彼女たちが誇らしげに沖縄空港に降り立つことを期待しています。

今日は頭痛に悩む一人の生徒を病院に連れて行きました。
「原因はストレスかもしれないし、気候の変化もあるかもしれない」

とお医者さんに言われました。

当然だろうなと思います。

知らない土地で知らない人たちと一緒に生活しなければならないのですから。

しかしその「ストレス」を、我々は悪いものだと考えていません。

必ず新しい経験の前にはストレスがかかります。

その時、どう向き合い、どう対処していくのか。

ストレスは成長の起爆剤。

その後の価値観の広がり、スキルアップが約束されているようなもの。

それを我々が安易に取り除いてやることは、その子の未来を邪魔するようなもの。
だからと言って放置もしません。

その子が出来るラインと、こちらが望むラインの間を取っていきます。
それがサムガクです。

午後は山岸先生の「アニメから見る人間学」シリーズ。

アニメからバラエティ番組まで、様々な素材を元に、人間の持つ弱さや劣等感に迫ります。

海外の学校で実際に行われた差別をなくすための実験は、まず自分でも気づかない差別感情と差別的社会の在り方に気付くことから始まります。

これは見ているこちらはもちろん、番組の中の学生たちが1番ショックを受けていました。

様々なプログラムを経て、その学生たちの中の差別的感情は、ほとんどなくなっているという結果が出た時、彼らは心底喜んでいるように見えました。

人として、とても成熟しなければ、そんな域にたどり着けないと思ってしまうし、シチュエーションによっては、そんなきれいごと言っていられないと切り捨てられるんじゃないかとも思ってしまいます。

だからこそ「逆転しない正義」がどれだけ難しく、素晴らしいことなのかを痛感させられました。

そして今日の夕方、6.7年お世話になりましたサムガクカーの1台とさようならしました。

この車で本当にあちこち走り回りました。

生徒たちを安全に運んでくれてありがとう、エリシオン。

別れもあれば出会いもあります。
本日入社のスタッフです。
またサムガクに新しい風が吹きます。
楽しみです。

それではまた明日。

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