2022年7月17日(日)
令和3年度 侍学園スクオーラ・今人卒業式。
8名の若者が新たなスタートラインに立ちました。
上田校6名、東京校1名、沖縄校1名。
我々スタッフにとって、1年で1番嬉しく、1番寂しい日。
いろいろありました。
本当にいろいろありました。
自分とも、他人とも、家族とも、社会ともぶつかって悩み苦しみ
未来を考えることさえ苦痛な時期が彼らにはありました。
彼らがここへ来た時、その眼には不安と不信が浮かんでいました。
いつ、彼らは、「信じる」ことを始めたのでしょうか。
生きるために必死に守り固めてきた分厚い壁を、いつ、崩し始めたのでしょうか。
私たちスタッフは、特別な力があるわけではありません。
(気力・体力はある方かもしれませんが)
ただ、全員が彼らの幸せを願い、信じる力が強いのは確かです。
彼らは、彼ら自身の力でここに立ちました。
壇上から、これまでの思いと感謝を語ります。
「生きる」をあきらめなかったこと。
それは本当に、嬉しく、誇らしいことです。
在校生代表の送辞は、ユーモアに溢れ、時に笑いを生みながらも、尊敬と応援の気持ちで溢れていました。
理事長はこの日、必ず、この言葉を伝えます。
「さようなら。これからもよろしく。」
終わりは始まり。
「こんな日が本当に来るのだろうか」
そう思って泣いた日もたくさんあります。
絶望しそうになったこともあります。
逃げ出したくなったことなんて、数え切れません。
保護者代表のことばは、我々スタッフ一同、起立して受け止めます。
全身で。全力で。
それでも、「その日」はやって来ました。
この日のこの笑顔の為に
また364日走り続けます。
みんなと一緒に。
今日の日を迎えるまで、見守り支えてくださった皆様に、心より感謝いたします。
認定NPO法人 侍学園スクオーラ・今人
スタッフ一同