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学級通信「サムライフ」vol,3074

今日は総務髙橋が担当します。

7月がスタート。元旦から半年がたちました。

元旦に心に決めた今年の決意や目標は半年たってどうだったか、振り返る節目ですね。

能登半島地震からも半年がたちました。

まだ2200人を超える被災者の方々が避難生活をおくられているそうです。

そのうちの1300人ほどの方々はまだ一次避難所の学校などで過ごされているとのこと。

長野でも結構な揺れを感じたので、

その時は「生きる上で、もう当たり前の毎日はこない」と思った元旦でした。

サムガクでも卒業式まであと二週間の登校日になります。

節目があるからこそ、今の自分の地点を感じることができると思います。

今週は雨が降ったりやんだりの陽気で、湿度が高いので、

少し動くと息苦しい、、、朝のチェックインでもなんとなく調子が上がらない生徒も

いました。復学生が増えたので、また週末にはどんな雰囲気になるのか楽しみです。

何となく上がっていく気がします。

今日の午前中はジョブタイムの予定でしたが、雨のため一日のスケジュールを変更。

午前中は学級会&卒業文集づくり。

しまうまプリントというアルバム冊子を作るサイトを使用しているので、

沖縄校と合同で作成しています。

パソコンの台数が限られているので、写真選びとページ作り、その他テトラパックの仕分け作業に分れました。

作業を終えて、お昼。

さっぱりとしたバンバンジーが嬉しかったです!

午後は校長栗原の「家庭の文化」についての授業

家庭の文化はその家庭では全く違和感のない常識のようなものです。

例えば、トイレットペーパーシングル派!と決まっている家庭もありますし、

家に帰ったら絶対に靴下を脱ぐ!など決まっている家庭もあります。

ただ、独自の文化を外のコミュニティに持ち出すと、自分自身が違和感・嫌悪を感じることもあり、他者もまた違和感・嫌悪を感じることがあるかと思います。

それがトラブル・生きづらさと呼ばれるものになるかも知れません。

そのストップをかけてくれるのが羞恥心です。

自分の家庭の文化と他者の文化が違うと認知せずに、外でオープンにしたとき、

羞恥心を抱くことがあるかも知れません。

特異であること、少数派ということを認知していく、

羞恥心を知ること

それが今日の授業のゴールです。

まずは自分の家庭の文化だと思うことを無記名で紙に書いて出して、

校長が代表して読んでいきました。

思った以上に、こんなにあつまりました!

書くことを迷っている生徒もいました。

「うちは普通だからなー」と話していましたが、

他者と暮らさないと、その普通が本当に普通なのかも認知がない場合もあります。

学園では合宿型の寮があるので、寮生は寮生活であれ?これ私だけの文化?と感じることはたくさんあると思います。もちろん寮だからこその文化、ルールも存在します。

みんなの家庭の文化の一部を紹介します。
みなさんはどう感じますか?

「仏壇、神棚がある」

「毎日親の晩酌タイムがある」

「皿洗いのときずっと水出しっぱなし」

「あまい麦茶」

「納豆は買ったら冷凍庫」

「お風呂何歳まで親とはいるか」

「年一回は家族で宿泊旅行」

「友達の家の家具は全てキティちゃん」

「汚れなかったら入浴しない」

「何料理にも野菜がたくさん入る」

「電話はこどもがでる」

「中学までNHKと教育テレビ以外をみてはいけなかった」

などなど

誰とは言わずとも

みんなうちもそう!

それはない!

などと反応があり盛り上がりました。

恥ずかしがっているけど、みんな嬉しそうに話すので、自分の家庭の文化を愛しているんだなと感じました。

次は羞恥心。

過去に自分が体験した恥ずかしさを出し合いました。

「社会の窓が開いている人がいたとき」

「店員に強気に対応してしまった」

「おならをしてしまったとき」

「人も前で鼻をほじった」

「みえみえの嘘をついてしまった」

「知ったかぶりをして、間違っていた」

あ!恥ずかしいという感情。だれしも経験がありますよね。

それを恥ずかしと振り返っている時点で成長しているのだと感じます。

何事も認知することが大切。
恥ずかしいシリーズがたくさん出てきたので、人の話をききながらドキッとした人も多かったと思います。

「ドキッとすることは自分の肥やしになる。」

たくさんのルールをつくるよりも、
他の文化を知ることが、
自分の文化を見直すことができる本当のきっかけになるのだと感じた授業でした。

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