皆さんこんにちは。千曲川三郎です。第21回「今人祭」まで、あと2日。1日1日本番が迫ってきています。27日当日は暑くなるみたいですが、「学園祭」日和みたいなので、是非皆さんおこしください。
まず、今日は朝会終了後、先輩グループは学園のお掃除をしました。新人の男子グループは、近くにあります「公立大学法人長野大学」様に、例年通りテントなどをお借りに伺いました。サムガクには、テントはあるのですが数が足りないため、毎年長野大学様からお借りしております。大学の先生方の中には、サムガクに関心をお持ちの先生もおり、スタッフの研修で講師をして下さった先生もおられます。大学は、新学部が出来るみたいで、新校舎の工事中のようでした。地域の大学として、ますます発展してほしいなあと思います。
午前中は、生徒発表の通し稽古です。本番まであと2日となり、稽古も本番さながらになってきております。照明も整って、通しで流れを確認しながらの稽古になりました。演出の平形教頭の熱血の指導がありました。



平形教頭の話しをお伝えすることにします。
稽古中に言われたことは、普段の自分の行動について言われていると思ってほしい。日常的に自分がとっている行動や発言が、顕著になるのが学園祭の時期。そして注意や指摘は、みんなを否定し、罵っている訳じゃない。仕事や生活をする上で、このままでは損をしたり、困ったり、困らせたりしてしまうのが分かるから伝えている。
例えば、
「人が話している時に、同時に話す。割り込む。」
「注意されたという事実だけが残り、その注意の内容を受け止めていない。」
「シミュレーションを他人に頼む前に、自分たちでシミュレーションはしたのか?準備が足りない。」
「自分だけで考えて、仲間に共有しているのか?」
「集中力が切れる人はいるけど、ずっと集中しないのは問題。」
「いっぱいやることがあって、全部投げ出すくらいなら、1個でも2個でもいいから完成させろ。」
「指摘を受けた時に首をかしげるのは失礼。まずは1回受け止めて考えて、それでも納得いかない場合には意見して。」
「弱音を吐いてもいいが、自分が落ち込むように弱音を言い続けるのはなし。」
「疲れると不機嫌になったり、イライラしたりは、恥ずかしいことだと自覚して。みんなが疲れている。」
「自分がやるんだ!という責任感を持って。誰かに言われたからやっているだけじゃ、仕事もそういう仕事しかできなくなる。」
「家族を尊敬しなさい。仕事もして、家事もやって、そのうえでみんなの面倒を見ている。今の自分たちは、そんなにタスクを抱えていないのにいっぱいになっている。親はすごいってわかった?家族も他人も尊敬しないと。」
「ポジティブだけじゃ、しんどい。ネガティブがあって当たり前。その両方を、今回の生徒発表では全力で叫ぶんだよ。」
学園祭は学園祭だけであるわけではなく、1年間のサムガクでの学びの集大成です。学園祭の時期は、係活動と生徒発表の両立、またバイトをしている生徒もいるので、集中的にしなくてはいけない事があるため、生徒一人一人が抱えている課題が、生徒自身にとっても明確になるチャンスであるように思います。課題を解決するのは苦しいわけですが、試練の中で鍛えられ、課題を乗り越えるきっかけに学園祭がなればよいと思います。お話しは結構厳しいことが話しであるわけですが、みんな真剣に聞いていました。学園祭に限らず、その後に役立ててほしいと思います。
午後はそれぞれの分担に分かれての係活動です。



係活動も、佳境でみんな集中して作業に取り組んでいます。かなりかたちになってきました。

帰りの会の時に、今日当番に立候補した生徒の話しがありました。なかなか体調が安定しにくく苦労している生徒ですが、今日は頑張って1日の活動をやり切り、「だんだん慣れてきて、調子が掴めるようになってきた。」という感想を出してくれました。自分と向き合うことが大変かもしれないけど、乗り越えて「新しい自分」を探してほしいと思いました。
帰りの会終了後、もう一度、オープニングの稽古をしました。


その後総出で、客席づくりに取り組みました。生徒のみんなてきぱきと動き、あっという間に会場が完成しました。


会場も無事完成して、明日はリハーサルなどがあります。「第21回今人祭」まであともう少し。27日は、是非是非ご来場ください。お待ちしております。
それではまた明日。