理事長コラムPRESIDENT COLUMN

2018年11月9日

第八弾 困難に立ち向かうのは特別なことではない。生きていれば常にそれが困難であるからだ。

何の根拠もない「自信」でスタートした学園も
今年で15年目に突入した。
創業当時のドタバタを考えると
よくもまあここまでやってこれたなと
自分事ながら感心することもある。

 

しかし「ドタバタ」は影を潜めるどころか
頻繁に
それも大きなものとして現れるようになっている。

 

創業から丁度半分。

 

目の前で学園が燃えた。
「もうそろそろ大丈夫かな。」
経営や生徒数が安定してきたことを実感して
そんなことを心の中でつぶやいた翌日の出来事だった。

 

あの時。
はじめて自分たちが「何を生業にしているのか」を知った。
無名ともいえる
田舎の小さな民間教育施設が火災になったところで
ニュースにすらならないと思っていたが
翌日から
全国各地に支援ネットワークが広がり
二か月後には一千万円を超える「義援金」が集まった。
寄付してくださった方々は1500人を超えていた。

 

「人に必要とされている」
寄付金額の大きさにも驚いたが
それよりももっと
そちらの実感値の方が某たちにとっては大きな価値だったような気がする。

 

新校舎を購入し
火災から半年後には
新校舎で卒業式を挙行することが出来た。

 

その5日後。
東日本をあの津波が襲った。

 

某は勤務する病院グループが組織する
災害医療支援チームの一員として
震災から二週間後に現地に入った。

 

何故あの時期に突撃できたのか?
報道されない悲惨な現象を目の当たりにしても
心は凛と出来たのか?
今考えると不思議で仕方がないが
その直前に
我々も規模は小さくとも災害に見舞われ
瞬時に沢山の方々に手を差し伸べて頂いた時の
「熱」が
背中を押していたように思う。

 

まだ学園の復興もままならない時に
代表である某が
頻繁に東北支援に入ることを非難する人たちもいた。
でも
某たちがその姿勢を見せなければ
「必要としてくれた方々」の想いを裏切ることになる。

 

そして
その「誰かのために無益に働く」ことが
結局は
自分の人生を豊かにし
断崖絶壁に立たされた時でも
空から垂らさせる「糸」を見つけることが
出来るのではないかと思うのだ。

 

「報われず損ばかりしているような人生だ。
何故そんな人生を選ぶのか?」

 

誉め言葉なのか
笑われているのかわからないが
こんなチオを投げかけられることも少なくない。

 

報われている。
得ばかりしている。

 

某はそう思うのである。

 

運がいい人も、
運が悪い人もいない。
運がいいと思う人と、
運が悪いと思う人がいるだけだ。

 

15回目の学園祭を大盛況の中幕を閉じ
興奮冷めやらない打ち上げ会場に
沖縄校を通過した
台風の残した甚大な傷跡が報告された。

 

まだ引っ越してもいない
新校舎の屋根が飛ばされた。

 

築18年。
18年間幾度となく台風は通過しただろうに
何故
某たちが借りた直後にそれに耐えられぬ…。

 

落胆よりも先に笑えてきた。

 

「はいはい。そう来ますか次は。
わかりました。始めましょうかね。」

 

困難は人を強くする。
困難は人を優しくする。
困難は乗り越えて初めて
「乗り越え方を教えてくれる」恩師となる。

 

また強くなれる。
また優しくなれる。

 

困難よ。現れてくれてありがとう。

 

あなたの掌を
沖縄の未来たちへ。
是非よろしくお願いいたします。

 

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