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2021年7月14日

学級通信「サムライフ」vol,2543

みなさんこんばんは!

今日のブログは総務が担当します!

 

今日は卒業生授業2本と理事長授業!

とっても中身が濃い授業でした。

まずは今年度卒業予定のH君授業でした。

今までの卒業生たちもH君の授業を聞きに続々聞きに来ました。

H君は2013年に入学し、学園には7年半在学しています。

入学は高校2.3年くらいの時でした。

今はスーパーの社員として働いています。

今日は7年半の間での変化や想いを話してくれました。

 

①学園は社会の縮図

今スーパーという小売業で働いていて

従業員の年齢も、得意不得意もばらばら。

でも学園で色んな人がいるなと知って社会にでたので、

ストレスなく、受け入れられたそうです。

 

でも仕事にはノルマがあります。

こっちがやってくれといっても、相手は出来ないとあるときがある。

一般的には、正義と悪としてお願いする人、やらない人で分けられて、

 

得意じゃない人に押し付ける

世の中的にはそれが正義かもしれないが、

正義はそれぞれだと、学園で学んだそうです。

 

小さい頃から年下、同年代と話すことが苦手だったとのことですが、

今は同僚と出かけたり、職場での仲間が出来たそうです。

 

②学園に来た時の自分

最初学園に来たのは自分の意志で来たのではなく、

ただ家にいるだけの自分が気の毒に思われていて、家にいない方がいいなと思って

学園に来たのがきっかけだったそうです。

 

正直、学園にはいってこうなりたいはなかったので

一応コミュニケーション能力を高めたいという目標を適当に掲げてきめた

本当はどういうふうに変わっていくのか、行きたいのか、決まっていなかった。

いつでも家に帰れるように考えていたそうです。

 

入学した時は、最年少。

そこで、一番年が近くて、話しやすい生徒と出会います。

自分と全然違う性格のゆったりしたが生徒が役員に選ばれ、

働き始めて、その流れを間近で見る中で、生きててもやることやってけばいいんだなと気づいたそうです。

 

それがなければ、今までの自分だったらやる必要のないことまで抱えこんで一人でつぶれていたと思う

 

でも学園に来て考え方が変わった

本質が変わったのではなくて、

今だに誰もやってないことを見つけてしまうと、やってしまう自分がいるけど、

やらない選択肢も増えたことによって、

考え方とか受け取り方が増えて、自分がもっていたものと折り合いがつけられるようになっていったそうです。

 

 

生徒からも仕事する上での上司とのコミュニケーションの仕方など質問がたくさん出ていました。

H君の返答には、世の中色々な人がいるという事を受け入れた、人に左右されない芯の強さを

たくさん感じることが出来ました。。

本当に集団の中でこそ、成長していったH君の言葉の数々素晴らしかったです。

 

 

その後、長岡理事長の授業がありました。

年度末になって、一年を振り返った自己評価を生徒に考えさせる授業でした。

 

もし、目の前に「生きる」をあきらめようという窮地に立たされている人が現れた時

何という言葉を自分だったら投げかけるか?

それが今年一年の生徒一人ひとり総括になるということで

座談会形式で、生徒が答えました

 

卒業生A:共感もできる。

生きるっていうことの正反対は孤立だから、そこから脱してあげたい。

 

生徒B:なんで死にたいか聞く。その人と向き合って話を聞く。

 

 

また、少し質問を変えて、

今までの人生の中で究極的な状態の中でどんな言葉をかけてもらいたかったか?問いました

 

生徒C:本気で泣きたかったけど、泣けなかった。

感情をだしていいよといいたい。

 

ここに来た生徒たちは、一度人生の窮地にそれぞれがたっているとおもいます。

生きててどうなるのか、死んでどうなるのか考え、その思考から抜け出すことが

難しかったその時の自分から、

現時点の自分はどうなっているのか、振り返りになります。

 

卒業生授業の中でH君が身につけていた究極的力は

やりがいとかそういうのじゃなくて、でも働き続けている状態です。

 

理事長は、

人生の窮地に立った時、何かがないと何かをできないという弱さ

その感情が多ければ多いほど、その先へいけない。

人に依存しないこと

自分の命に依存しないこと

朝起きて夜寝るに価値を持つことが生きることだと話してくれました。

 

 

午後はI君の卒業生授業でした。

学園生活と仕事の中での心境の変化を話してくれました。

今は、スーパーの早朝フルタイムをして、一人ぐらしをしています。

特殊な仕事で検収というものをしているので、

朝4:30~業者が来て荷物の引き渡しなので

4:00には仕事場についているそうです。

共配センターからスーパーに届く開店準備、検品、書類整理などをしています。

 

余にも早い時間で、最初4日目くらいでやめようかと思ったそうです。

 

辞めようと思った時、4つの点で思いとどまったそうです。

 

一人仕事だから自分がやめたら、変わりがいないなという気持ちになった。

気付いたら半年くらいで慣れてきた。

 

仕事のミスも、次の日が来るからへこむ暇がなかった

次の仕事の為に行動していたそうです。

 

少し、異動をした期間があった

辛かったが、半年という期限がある仕事だったし、

前の仕事も代わりがいないので、前の仕事にもどるためにがんばりました。

 

実は昨年度の卒業認定で卒業かどうかスタッフで話し合った生徒でした。

でも、一度も一人暮らしをしたことがなかったので、それが課題になり、スタッフの期待でもありました。

I君は卒業を一年延ばし、仕事の2年目に一人暮らしを始めました。

誰もいない自分だけのペースになった時、自分がやらなきゃいけないことが分かったそうです。

 

サムガクではT君と同じように、世の中には色んな人がいることがわかった

ことが大きかった

でも自分自身が変わったのかは分からないし、分が成長しきれたかすごく悩んでいた

時期もあったようです。

 

色んなスタッフと面談した中で、残っている言葉があります。

①無理はしないこと

自分自身余裕がなかったとき、たくさんため込んでいたときに

自分のペースでやったらいいんじゃないかと思えた

 

②第3者がやってくれることは、自分がやるべきことでもあるよという言葉

 これで他の人の仕事に関心が寄せられるようになった

 

サムガクの色々な人の意見を聞いて、いいところだけを自分の糧にしていく

そうして自分のポリシーになっていくと思うと話してくれました。

 

今は精神的にも経済的にも安定し、誰かに頼ることが増えたそうです。

もう少し自分の時間の為に稼ぎたいなという意識も出てきて、

仕事をやってきてよかったなと思えるようになったとのことで、

着実に自分自身の人生を自分で創造しているI君の話を聞くことが出来ました。

 

一日とても学びが多い授業でした。

自分の成長の進度を感じられる場所にいる、それがこの学校。

命を誰かに奪われる環境でないこの場所で、今日一日に感謝できるか

とても大切だなと思いました。

 

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