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2021年11月9日

学級通信「サムライフ」vol,2587

みなさんこんにちは!総務の中村です。

上田は、朝から冷たい雨がしとしと降り続いています。
出勤したら、まずはストーブの火を点ける、の日々が始まりました。

今年の秋は寒いと思ったらなんだか暑くなって、今度は冷たい雨です。

みなさん、体調崩していませんか?

さあ、あっという間に紅葉の見頃を迎えた信州上田より、本日もサムライフをお届けします。

 

本日のメイン授業、画家の高濱浩子さんがいらっしゃいました。
現在、兵庫県尼崎総合医療センターにおいて「トラウマインフォームドケア」プログラムといって、言葉によるカウンセリングではなく、アートなど楽しみながら、心と身体をトラウマから癒すことを目的としたものを行っている方です。

 

もともとこの授業は予定されていたものではなくて、昨夜決まったものでした。
高濱さんがサムガクスタッフとお知り合いとのことで、昨日上田に来訪され、ひょんな偶然から生まれたものでした。

「〇〇さんに会いたいと思ったので、上田に来ました。
会いたいと思ったときに、会えることが幸せです。
会いたいと思ったときがタイミングです。」

 

まずは、故郷・神戸での阪神大震災で被災した話をしてくださいました。
激しい揺れの中、高濱さんのお母様は、お仏壇から通帳等一式をストッキングに素早くいれて、腰に巻き付け、隣の平野の屋根に飛び乗るように叫んだそうです。

「あと5センチ屋根がずれていたら、私は圧死していました。」

 

高濱さんは、震災後の神戸の街で不通になった電車区間を疲れた表情で歩く人々にほっとする時間を届けようと、絵描きや音楽家やジャズ喫茶のマスターたちやみんなで、演奏したり歌ったり絵を描いたりコーヒーを配ったり、道行く人たちと一緒に素敵なひと時を過ごすことができたそうです。

そして、その道行く人たちの一人に、高濱さんの描いた絵を「家に持って帰りたいねん。」と話しかけられたことが、現在の活動の大きなきっかけとなったと話してくださいました。

非常時には二の次と言われていた絵が必要とされた経験。
絵は当たり前に誰かの命とつながっている。
命の危機というものは、絵のような、なにか、無垢なものによって壁を全部乗り越えられるのではないか。
と、おっしゃっていました。

 

さて、生徒のみんなも何か描いてみましょう。

 

絵でもいいし、文字でもいい。

 

何も描けません。書けません。

という生徒もいました。

 

なんなら、何も書かなくたってもいい。

それが「今の自分」です。
未だに答えはわからない。与えられた中で今の自分を描こう。

人生の時間は限られています。人生は途中で終わってしまいます。

だから、「今の自分」を描こう、と、高濱さんはおっしゃいました。

 

日付を書いた生徒もいました。

 

描き終えたら、発表していきます。

 

なんだか、みんなの絵をみていて、久しぶりに言葉を超えたところにある気持ちを感じることができたような、そんな気がしました。

高濱さん、ありがとうございました!
(注:写真を撮る瞬間のみ、マスクを外しています。)

 

そのあとは、LHRです。

学園祭の目標について話し合いました。

学園祭の目的は、これまで

1.成果発表の場
2.支援者の方々に感謝を伝える
3.まだ知らない人への情報発信

の3つで構成されていましたが、これを今年から、より自分たちが能動的に動けるための目的へと変えていこうという話し合いです。

誰の、何のための学園祭か。

生徒が主体的に創り上げるための目的を見失わないために、話し合いはこれからも続きます。

 

 

下のはがきは、先ほどの、ゲスト講師の高濱さんから頂きました。

これを見ていると、私は、やりたいことにまっすぐに、正直に進んでみようという勇気が湧いてきます。

みなさんは、どんな風に見えますか。

 

今日も一日お疲れさまでした!

それではみなさん、また、明日!!

 

参考:「眼」 画家 高濱浩子

 

 

 

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