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蟹と世界平和

きっかり三時間。
それ以上眠れません。

睡眠障害ではありません。
多分老化現象です。

不肖侍長岡です。

★★

「蟹と世界平和」

「蟹工船」という小説が
この世に出回ってから
86年の月日が流れたことになる。

戦前の日本。
劣悪な労働環境に置かれながらも
必死で
「食べていくために働き続ける」人々が
赤裸々に描かれている。

当初はその環境や扱いに対し
「無自覚」だった労働者たちはやがて
そうではない「権利意識」に覚醒し
指導者のもとストライキ闘争に踏み切る。

会社側は更なる暴挙に出て
なんと海軍に無線で鎮圧を要請するのだ。

接舷してきた駆逐艦から乗り込んできた水兵に
スト指導者たちは逮捕され
最初のストライキは失敗に終わった。
労働者たちは作戦を練り直し
再度のストライキに踏み切る…。

小林多喜二のいわゆるプロレタリア文学の代表作だ。

本当に本を読まなかったそれがしは
大学時代にようやくこの作品に触れた。

働くを考えるには
本当に素晴らしい作品だと思う。
あの頃は
教師を目指していたこともあって

「俺には関係ねえかな」
なんて思っていたが
今となっては自分の仕事に直結していることがわかる。

ここで何が言いたいのかというと
「無自覚のまま」生きていると

自分は何ものなのか
自分はどこへ向かって進んでいくのか
何が正しくて
何が間違っているのか

なんてことも
頭の中から消えてしまうということである。

人間が人間として扱われるようになって
まだ日が浅いことを
我々は知る必要がある。

一部の富裕層・権力層人間の考え方が

「Justice」となり
それ以外の人間は「人間として」扱われなかった時代は
そう遠い時代の話ではない。

この蟹工船の話も然り
先の大戦の話も然り

たった100年未満昔の話だ。

人間は進化し続けるものではあるが
まだまだ未熟であることは
世界の情勢を見渡せば誰もが理解できる事実である。

人を殺める兵器を進化させ
この星が何度壊滅させられるほどの数を保有し

「脅しあうこと」ことで平和が保たれると信じている。

大の大人がだ。
それもその大人たちが選んだリーダーたちがだ。

そのリーダーたちは
蟹工船で描かれている会社側の人間と同じで
自分たち以外の人間を人間としては見ていないのかもしれない。
そして
自分たちのJusticeと利権を守るためであれば
どんなことでもする。

「その他大勢」の「権利意識」を
希薄にしていく為の様々なからくりに
莫大な予算が投入されているという噂もある。

今この現代においてもだ。

今の日本は決して平和であるとは思えない。
確かに戦時下にあるわけではないが
生きづらい閉塞感が漂い
戦争でも震災でもないのに
何万人の人々が自ら命を絶ち
何万人の人々が死亡退院している。

それを知らせない
それを広げない為の力もこの国には存在する。

人間社会において
もっとも愚かな行為は戦争である。

しかしながら
この星の人類の進化レベルは
この戦争という行為を正当化しているレベルだ。

獣から人間に進化する際に
脳の進化とともに人間たちだけが与えられたものが
倫理であり
「愛情」である。

すべての営みの中に誰かが存在する。

その誰かの後ろにまた誰かの営みが存在する。

それぞれがそれぞれを意識し尊重し合うことを
習慣化できなければ
人間は次のレベルにはビルドアップできないであろう。

そう。
戦争は突然起こるのではない。
国家間の間で壮大にして起こるものでもない。

我々の生活の営みの中から
すこしずつ派生し始めているものだと思うのだ。

社会に起きている様々な問題と言われるもの。
その問題も
ある人が見れば問題だし
ある人が見れば問題でもなかったりする。

その白黒はっきりさせているのは
一部の人間たち。
発信力の強いものたちだけで左右されている。

そろそろ気がつく必要がある。

人間はもうそのレベルではないということを。
人間は慈しみ合い支え合い
なにか特別な信仰がなくとも救われる
他社との関係を持ち得ることを。

この星に
この時代に生まれ生き営む一人として

「無自覚」に生きてはならないことを。

それがしはカニが好きだ。
エビよりカニが好きだ。

好きが高じて
カニの殻を剥くのが異常に早い。

カニは好きだけど
剥くのが面倒くさくて…。

そんな方々とそれがしは一緒にカニを食べたい。
見事にそのストレスを解消しながら
カニ本来の甘さを堪能できる経験を
自信を持って提供する自信があるし
一人で食べるのではなく
必ず誰かと食べたいのだ。

先の足を食べ終わる前に
次の足を差し出すとき。

幸せそうな人の顔を見るのが
好きだからだ。

そのカニを売る小売店のその人を思い浮かべ
そのカニを卸した卸業者の顔を思い浮かべ
そのカニを獲った蟹漁船の船長の顔を思い浮かべ

そのカニが住む海に思いを馳せる。

そんなことを考えて
カニを食べる馬鹿野郎は
それがしぐらいしかいないかもしれないが

ただカニを食べる際にも
「無自覚」に生きていたくないのは
心から
この星の平和を祈り
実現したいという妄想に近い理想を
諦めたくないからである。

カニを食する度に
小林多喜二の文章が脳内に浮かぶのは
それがしが変人である証拠なのかもしれない。

しかしだ。
その変人が世界を進化させてきたことは
歴史が物語っている。

残念ながら
それがしにはその力も能力もないのだが
その歴史にしがみつきたい想いを抱くのは

「人間」に許された自由だ。

何が書きたかったんだそれがしは・・・。

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