「あの。センセ。ブログ更新しないんですか？」
一人の生徒に言われました。
さらっとですが。
生徒も読んでいるんだ。
くだらないブログなのになあ。
でもなんか嬉しそうな顔していたと思う
不肖侍長岡です。
★★★
お盆を過ぎると
本当に涼しくなりますね。
もう夜は窓を開けて寝たら風邪引きます。
ポンポ痛くなります。はい。
こういう過ごしやすい季節は
あっという間に過ぎ去り
それがしの大嫌いな
寒い冬がやってまいります。
日も短くなってきてます。
正直憂鬱です。この季節。
さてさて。
学園は10月4日の今人祭に向けて
ピリピリムードが漂ってきました。
いいですね。それがいいんですわ。
うちの学園祭はただの祭りじゃありません。
創業当時から
一貫して
生徒たちの大きな成長のための
大切なプログラムとして位置づけてきました。
ひとつのものを作り上げていくとき。
間違いなく他人同士の衝突は避けられない。
同時に
自分の中に出てくる現実逃避の衝動も
これでもかってぐらい噴出してくるわけでして。
そもそも
そういうの大の苦手な奴らが入学してますからね。（笑）
当然上手くなんていかないんです。
当たり前なんですよ。そんなの。
結果なんてどうでもいいんですよ。それがしはね。
去年を超えるとか
史上最高を目指すとか
お客さんを満足させるとか
そんなのはどうでもよかったりします。
上手くいかない集団で作ってんですから。そもそも。
ただ
そのプロセスから最終的には逃げず
そのステージに立ってさえいればそれでいい。
それがしが愛すべき生徒たちに求めているのは
それだけです。
そんで
そのステージに立っている姿は
間違いなく感動的な何かを生むはずなんです。
そして自分も
何かに気がつく。
明確でなくていいんです。
ココロが「グワっ」ってなるって言うんですかね。
全身に何かが走るって言うんですかね。
それが経験できればいい。
そんなことをですよ
人生の中で経験できる人って
どれくらいいるんでしょうね。
そういうの嫌いで
感動とかを頭から拒絶して
鼻で笑う人もいますけど。
まあ人それぞれなんで
どうでもいいんですけど。
それがしの生徒たちにはですよ。
その得体の知れない「ビビビッ！」を経験して欲しいんです。
エゴかもしれませんけどね。
でもそれくらいしか
用意してあげられないから。
生徒たちも大変ですけどね
スタッフたちも大変なんです。
一生懸命やればやるほど
持って行かれますからね。
身体も心も。
疲れきるだろうし
キリキリするだろうし
ケンカも勃発するんですわ。
一番スタッフたちが
しんどいんでしょうけど
その
しんどさを避けたら…。
まあそこまででしょうね。ここにいる意味はなくなると思います。
生徒もスタッフも
一緒に成長するんですよ。
それがサムガクなんですよ。
真骨頂なんです。
だから手を抜いて欲しくない。
トラブルも
ケンカも
練習も
努力も
手を抜いて欲しくない。
ガチで向き合って欲しいなあって思います。
だって一生に数回しか経験できないことだもの。
最近。外での仕事が多くなって
それがしが学園にいる時間は本当に少なくなりました。
好きでそうしているわけでなくて
本当は毎日あそこでゴロゴロしていたい…。
生徒たちにちょっかい出して
ゲラゲラ笑って
嬉しくって泣いて
腹が立って叱って
そのために独立したんですけどね。
そうもいかないみたいで。
まあ役割ですから
自分では割り切ってますけど
「あ。あいついたんだ。へー。」
「なんかたまにしかいないけどあの人理事長らしいよ。」
「あまり近づかないほうがよくね？」
的な感じになっていると思われます。
そりゃ当然ですけどね。
ひとりひとりのことを知るのは
スタッフが上げる業務日報だけで。
本当に生徒たちのことが分からなくなっているかもしれませんね。
本末転倒だわ。マジで。
そんでも
在学年数を重ねると
ちゃんと「サムガクの生徒」になっていくものでして。
そのレベルになると
「ちょっとセンセ。いいですか？」
なんて
アポイントを取ってくる。
「忙しいですか？」なんていいますが
お前たちを最優先しますよ。ええ。ええ。
実はスゲー嬉しかったりするのかもしれません。
生徒たちは
それなりに苦しんでいるし
そのマックスだからこそそれがしを頼るわけですが
そんな生徒たちの話を聞いているだけで
元気になっていく自分がいるわけです。
なんなんでしょうね。ある種の病気かもしれません。
人様の「負」を受けると
それがエネルギーになるって言うんですかね。
とにかく変人なんだと思います。
今更ですが…。
いつか。
それがしも現場に立てなくなる日が来ます。
それは当然のことで。
それがいつ来るのかは
もうわからない年代です。
とにかく
一日一日がもったいなくて仕方がない。
だから
寝ている時間が一番もったいなく感じたりします。
ただの老化現象かもしれませんが。
いついなくなっても
あの「サムガク」っていう生き物が
ちゃんと生きていけるように。
本当にやりたかったこと。
本当にやりたいことだけ。
そんだけやって生きていこうと思います。
今月から
病院での「成人外来」を新設したことで
三日連続で
病院に勤務したりします。
たった一人ですから。
たった一人で一日２０ケース対応するわけです。
単純に４０人。そんで×３日。
ふー。
誰にも頼れない。
昼飯食べる時間もない。
次から次へと
人様の「苦しみ」「悲しみ」「怒り」を受け止めているとですね
「それがし。なにやってんだろ」
なんて思うときもあります。
でも
それがしにはちゃんと帰るべき場所があって
帰るべき仲間たちがいます。
「だよな。」って自分に言い聞かせて
またセコセコ働く。
余計なものが頭から消えた今。
大切なものがもっと色濃く
見えるようになった
不肖ナガオカでした。
★★★
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