当たり前が
当たり前じゃなくなる時に
何かを忘れていることに
気が付くものです。
不肖ナガオカです。
★★★
猛烈に時間を要しました。
どう総括していいのか。
今の感情のままで
ちゃんと感謝とまとめが出来るのか。
色々考えて
今になりました。
まずは
遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。
6月24日
侍学園15周年記念チャリティーコンサート
「ここから」へ
ご来場くださいました全ての皆様。
この企画をご支援いただきました
スポンサー各社様。
本当にありがとうございました。
法人を代表して
心から感謝申し上げる次第です。
「いやいや。
サントミューゼ1000人は無理でしょ。」
こんな言葉から始まったのは
半年前のことです。
様々な困難を乗り越えて
辿り着いた15期目。
自分たちの軌跡だけではなく
ここまで
様々な場面でお支え頂いた支援者の方々
こんな小さな学園を見守って頂いた
上田市をはじめ
地域市民の皆様に
「恩返しをしたい。」
そんでもって
サムガクらしいことをやり遂げて
サムガクの
「ここから」を見て頂きたい。
そんな思いから
一生懸命に準備を進めてきました。
この発案に対し
「面白うそうじゃん。やろうやろう。」と
快く賛同して下さった
松山三四六さん。
村上さん。
何度も打合せの時間を割いて頂き
来場して下さる皆さんを
どう幸せにできるのかを話し合ってきました。
チャリティーに賛同頂くことは
同時にリスクも背負って頂くことになってしまいます。
残念ながら
まだこの国は
チャリティーに関して理解が脆弱で
そういう建前にすると
タレントである三四六さんや
村上さんをはじめ
マネージメントをしている
ジェイキッズ様にも迷惑が掛かる可能性があるのです。
あえて
詳細は説明しませんけど
「想いはあっても実現できない」のが現状なんです。
そこを
乗り越えるのも本当に大変でした。
更に
有料チケット制にすることでの
様々な問題も噴出しました。
我々の想いを押し通すと
ご協力くださっている皆さんに
リスクしかない。
それでもです。
三四六さん
村上さんはじめ
ジェイキッズ様も
「我々の想い」に乗って頂きました。
「こんな我儘なNPOはいねえよ!」
って突っ込まれることもなく
目指した光景だけを信じて
準備し続けた半年間でした。
ぶっちゃけますが。
簡単じゃないんです。
1000人規模のイベントを
企画運営するって。
当日だけで
判断できることじゃないんです。
あの24時間の為に
何百時間を要し
沢山の人々の想いが動き
沢山の人々が実際動き続けた。
それを
いちNPOがやることの意味。
某の信念はそこにありました。
「人が人のために無益に生きることが出来るのか。」
「我欲を捨て 人の喜びに寄り添えるのか。」
侍学園のミッションは
15年経った今でも
変わることはありません。
そして
「生徒たちの成長」こそが
サムガクの全て。
コンサート自体は素晴らしいものになることは
当然想定出来ました。
三四六さんのコンサートは
何度も拝見してきたし
三四六さんのファンの皆様の
暖かさはよくよく理解していましたから。
それだからこそ
お任せしたというか。
あの暖かさを
まだ知らない方々に
サムガクを通してお繋ぎしたかったわけですから。
そこはお任せしつつ。
我々職員は
生徒たちの成長をどう見れたか。
どう見たのか。
某にとってもそこが最大の「15周年」の意味でした。
生徒たちは
1000人以上のお客様の前で
ステージに立ち
三四六さんの「ライチョウの唄」を歌い上げました。
その姿に感動して下さった方々も
いらっしゃったようですし
普通に考えても
そんな状況に身を置くってこと自体が
そうそうある話じゃないですが
やりきった奴等は凄いなって思います。
でも。そこじゃないんです。
そんなことが到底出来なかった人間が
そんなことと真逆に居た人間が
スポットライトの陰で泣いていた人間が
人を信じられなかった人間が
人の優しさを受け止められなかった人間が
あそこに立っていること。
それを選択できる
人間に成長していること。
「生きる」をつくる。
それこそが
サムガクの仕事なんです。
我々の存在理由なんです。
会場で仕事する生徒たちの姿。
一生懸命物販に声を出す生徒の姿。
裏方ではあるが
いつもは定期登校できない生徒が一日参加していた姿。
人の中で生きることの出来なかった奴等が
あの人ごみの中で
自分の学園の為に体を晒している姿。
それこそが
我々が命がけで作ってきた
15年の侍学園の姿なんだと思うのです。
ご来場頂いた皆様には
コンサートを楽しんでいただけたと思いますし
三四六さんの言葉に
心揺さぶられたのではないかなと思います。
だからこそ
ご来場して下さった
ほとんどの方々がアンケートにご協力くださり
信じられない程のご寄付を頂きました。
我々の感謝の想いをお伝え出来たのは
このイベントの一つの意義が貫徹されたことだと
嬉しく思っています。
同時に。
某個人としては
あんな生徒たちを育てることが出来る
この侍学園という学園を
この学園を支える素晴らしいスタッフたちを
この学園を信じ
支えて下さってくれている支援者の方々を
心から誇りに思うわけです。
スタッフたちは
どう感じていたか分かりませんが。
願わくば
某と同じ「価値」に気づいて欲しい。
そんな一員であることを誇りに思って欲しいんですけどね。
色々あると思うんですよ。
生きていれば。
当たり前が
人々の心を優しさから遠ざける。
この日までに
どれだけの人が
どんな思いでやってきたのかを
思いやる事が出来れば
誰かの心にちょっとでも
思いやりを向ければ
ひとはもっと優しくなれるんだと思うんです。
我々は
命がけで命を支える使命を持っています。
その覚悟がなければ
サムガクのスタッフである資格はありません。
そして
我々は
イベント企画団体ではありません。
「命を預かる支援士」集団です。
なので
今回のイベントに関しても
本当に至らない点はあまりに多くて
スポンサー各社
関係各社
そしてご協力下さった方々に
不快なお気持ちにさせてしまったことも
多々あったと思います。
その点に関しては
言い訳の弁もございません。
法人代表であるナガオカの全責任です。
心よりお詫び申し上げると共に
反省を通じて改善できるよう努めてまいります。
どうぞ
学園及びスタッフたちには
変わらぬご理解・ご支援のほど
お願い申し上げます。
無茶なお願いにも関わらず
お祝いメッセージを送って下さった
古田敦也さん。
でらゲー家次さん。
ジャパンギビング大吾さん。
アソビズム大手さん。
育て上げネット 啓君。
快く
後援をご承諾下さった
スポンサー各社の皆様。
上田サントミューゼの職員皆様。
ジェイキッズの皆様。
バンドメンバーの皆様。
村上さん。
三四六兄貴。
激烈に忙しかったのに
わざわざ駆けつけて下さり
ご登壇いただいた
アットムービー社長
サムライフ監督 森谷さん。
これまた
無理言って登壇してもらった
スタッフなんだけど
売れっ子俳優でもある加治将樹。
ご迷惑しかお掛けしませんでしたが
本当にありがとうございました。
そして
本校・東京校・沖縄校・HIDグループ
サムガク職員のみんな。
ありがとう。
お疲れさまでした。
ここからです。
またひとつ。
みんなと歴史を刻めました。
誰もやったことのない
「無謀」な挑戦を「夢望」に変える
そんな一日でした。
ご来場くださった全てのみなさまに
感謝すると共に
これからの皆様の人生が
幸せに満たされることをお祈り申し上げます。