誰もやらないから
某たちがやってみて
それがどうなんだって
思ってもらえればいいかなって
そう思ったんで
サムガク。
新しいスタートを切りましたってやつです。
不肖ナガオカです。
★★★
令和2年度
侍学園入学式
理事長告示 全文
世の中は見えないウイルスに侵され
未曾有の社会状態が今なお続いています。
桜の咲く頃に
船出をしていたこの学園も
スタートラインを変えざるを得ない状況が生まれました。
しかし
ご来賓各位
ご参列頂いたすべての皆様のおかげで
この小さな学園の17回目の始まりの鐘が鳴ります。
本日ご入学を許可された入学生諸君。
入学おめでとう。
キミたちのこの勇気ある選択に敬意を表するとともに
心から歓迎します。
そして保護者の皆様。
お子様のご入学誠におめでとうございます。
本日をもって皆様にとって大切なお子様をお預かり致します。
皆様にお返しするその日まで
全身全霊をもってご支援させていただくことを
お約束申し上げます。
未熟な我々にお預け下さったそのご英断に深く平伏し
お気持ちにお応えできるよう職員一丸となって頑張る所存です。
「侍学園 スクオーラ・今人」は
受け入れる会員の年齢制限を無くし
熱く生きたい
学び続けたいと思う全ての人々を受け入れ
本年度も活動していきます。
この学園を開設してから早丸16年が過ぎ
この学園を産んだ時。
若干30歳だった私も47歳になりました。
「叶わないことはない。夢は逃げない。逃げるのはいつも自分」
恥ずかしげもなくそんなことを大声で言っていた若造も
「叶わないこともある。そして夢が逃げていくこともある」
なんて呟くようになりました。
それでも変わらないのは
「逃げるのはいつも自分」
「叶えるのは誰かではなく自分自身」という
信念は今なお変わっていません。
それがこの学園のスタイルでもあります。
我々のスタイルは、我々だけに限られたものではありません。
誰もが
自分の夢に向い続けること。
決して諦めなければゴールは待っているということ。
この学園の歩が
全ての人々の人生に当てはまるものだと思います。
苦しい時期が続いても心配は要りません。
それをなしえたとき、世間の反応は180度変わります。
僕ら一人一人には大きな可能性がある。
目の前に開かれた道を妨げるものがあるとしたら
それは自分自身の怠惰
創造性や勇気
努力の欠如しかない。
自分という一人の個にユニークなエッジを活かして
自分にしかできない
めいっぱいワクワクする人生を送るべきだと思うのです。
運がいい人も
運が悪い人もいない。
運がいいと思う人と
運が悪いと思う人がいるだけです。
くだらない見栄や役に立たないプライドを捨て
もういい加減言い訳だらけの人生から卒業しよう。
今まで大切にしてきたものが本当に大切だったなら
キミたちはここに辿り着くことはなかったはずだから。
大切だったものを捨てる勇気。
これが成長への覚悟なんだと思います。
そして大切なのは
自分が決めたことは「やりつづけること」で
「あきらめないこと」です。
それさえ自分の人生の柱にあれば
間違いなく我々の人生は「幸せ」に近づくと思います。
生徒諸君と共に
この学園で何を学び
何を手に入れるのかを考え
この貴重な時間を
目一杯楽しもうと思います。みんな今年も宜しく。
どんなに苦しいことがあっても
どんなに悲しいことがあっても
必ず全てに意味があります。
その苦しみは
その悲しみは
その理不尽さは
その痛みは
その絶望は
必ず我々に何かを伝えてくれています。
そして
もう君たちは1人じゃない。
俺たちの仲間です。
その環境を手に入れたのは
君たちの選択力によるものです。
この時点で
君たちは未来の自分に対して
とてもいい判断をしました。
そして
幸せに向って間違いなく進み始めています。
共に生きよう。
君たちとの毎日を本気で楽しみにしています。頑張ろう!
そして
今なお世界全体を苦しめている
ウイルスの猛威が心配ではありますが
今回の事件によって
とてもよくわかったことがあります。
確かに未曾有のウイルスは我々に不安と恐怖をもたらしました。
しかし地球という生き物の中で生きている以上
どこそこに我々の知らないウイルスは存在し
そして我々人間にとって
「生きるとは何か」を示しているはずです。
とてもよくわかったこととは
ウイルスよりも
恐怖や不安を内包した「人間」という生き物の心の怖さです。
今までの生活をうばわれた人
今まで通りの生活ができないことで息苦しさを感じている人
ウイルスの症状で苦しんでいる人
知らないうちに感染してしまった人。
誰もが平等に感染するリスクがあるにもかかわらず
被害者である感染者を責め
今まで通りの生活ができないことを妬み
我慢できない人々を誹謗中傷する。
ウイルスは
治療と時間の経過によって体内から消え去ります。
しかし
人の心の闇から飛び出した言動は
ウイルスが去った後でも大きく爪痕を残すことを知らねばなりません。
ここに集いし君たち生徒は
全世界の人々の道標となると思うのです。
なぜならば今日入学式に立った新入生はもとより
在校生のみんなもすでに
「今までの生活を捨て 新しい生活への覚悟を」
君たちの人生と君たちの全霊を持って証明しているのだから。
胸を張って私たちは私たちが信じた「生きる道」を進もう。
昨年度も全国各地からこの小さな船に対し沢山のご厚情とご支援が届きました。
ご寄付やご支援の先には必ず涙が存在します。
その涙を拭うようにその思いは集まるものです。
しかし
我々の挑戦の先には涙は存在していません。
いや
あるとすれば「喜びの涙」
この国でこんなことが実現できるのは我々だけしかいない。
だからこそ
生徒諸君の生き様が最大の恩返しになり
そしてこの国の希望となることを忘れないでください。
この場を借りて
ご支援いただいたすべての皆様に心から感謝申し上げます。
さて今年も始まります。
今日は残りの人生で一番若い日。
むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに そしてゆかいなことは
あくまでゆかいに。
理事長 長岡秀貴