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学級通信「サムライフ」vol,2452

ブログ当番の日は、朝の会で新聞を読むことから始まります。

 

侍学園には信濃毎日新聞が届きます。一面記事にはどんなことが書かれているのか、世界や日本や長野はどうなっているのか、ブログ担当者が新聞に目を通して、気になる記事を朝の会で紹介します。なので、このブログを書く日は、新聞をわりとじっくり読むことができるのです。

 

今日はとても印象に残る紙面があり、冒頭を少し紹介させていただきました。

 

15面に掲載されていた、精神科医師の宮地尚子さんによる「揺れるこころ ふれる言葉」の連載記事でした。

コラムでは、コロナ禍で人との接触が圧倒的に少なくなっていたことに冒頭触れながら、ある死刑囚の方と獄中結婚をされたという女性と会った話について書かれていました。罪を犯し、それを償うために刑務所にいる死刑囚と、面会や手紙のやりとりを重ねるうちに心が深く通じ合い、結婚したという女性の話。一度も肌を重ねることがないまま、その死刑囚の刑は執行されてしまったそうですが、それでも人と人は繋がり合うことができるのだということが書かれていました。

いま、手を繋ぐことも、相手に触れることも、体温を感じて話をすることさえ、一瞬のためらいを感じてしまう人も多いのではないかと思います。“新型コロナウイルスの感染者数の増加”や、“新しい生活様式のススメ”など、追い立てられるような日々の報道によって、人と本質的に繋がり合うことを遠ざけてしまうような気がしてなりません。直接触れ合うことにためらいを感じる今だからこそ、たとえ触れあうことができなくても、人は心と心を通うわせることができるんだと、そんなことを考えました。

 

そんな多くのことを感じさせられるコラム、ぜひ紙面で皆様にも読んでいただきたいなと思って紹介しました。

 

さて、そんな今日のはじまりでしたが、

朝は、文化祭に向けての役割決めからはじまりました。

4月末開催に向けて、今から準備です。

 

そのあとは、教頭の平形さんによる授業

「くさらず生きる」です。

あなたが腐りかけるときは、どんな時?と投げかけながら、ドイツの哲学者ニーチェの言葉を参考にされたという授業が展開されていきます。

「自分」を考える

「生活」を考える

「仕事」を考える

「他者」を考える

「世」を考える

そんな5つの章立てに沿って、「自分を遠くからみてみる」「あらゆる人から好かれなくてもいい」「責める人は自らをあらわにする」など、生きていく上でヒントになるような話を、エピソード交えながら語られていきます。

生徒もこんな風に丁寧にノートをとっていました。

 

 

さて、午後は清水先生による油絵の授業です。

みんな思い思いのモチーフを選び、それを下絵に絵を完成させていきます。

モチーフ選びも個性が光りますが、描き方もそれぞれ個性が光ります。

清水先生の指導にも熱が入ります。

どんどんみんな腕をあげていっているような気がします。

いつも私のブログ当番の日に写真撮影を手伝ってくれる、生徒Aちゃんの絵もご披露!!

 

あっという間の1日でした。

 

まだまだ寒い日が続きますが、また明日も頑張っていきましょう〜!

ありがとうございました。

 

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