皆さんこんにちは。
コンタクトにしよう。
不肖侍長岡です。
★★
お久しぶりです。
本当にここに来ていませんね。
なのに
履歴を見ると100名近く方々が
全く更新されないここに
足を運んで下さっている。
ちょっと
考え直します。
本当にごめんなさい。
久しぶりなので
ちょっと長くなりますが
(本気と書いてマジで長いです…。)
それがここの流れというかその
カタチであるというか
とにかく
お暇ならば来てよね?でねくて
お暇なら見てよね?くらいの気持ちで
ご覧いただければ幸いです。
それがしにとっては
生涯で最も過酷な挑戦だった
ホノルルトライアスロン
でしたが
皆様の応援のお陰で
(本当にそう思います)
なんとか完走することが出来ました。
ただの「完走」ではなく
この挑戦で得たものは
本当に大きかった。
本当にきつかったからこそ
手に入れたものも大きかったとおもっちょります。
そもそも
二年前に
ジャストギビングジャパンが立ちあがる際
あの古田さんにチャレンジをお願いし
「トライアスロンに挑戦ってどうですかね?」
が
全ての始まりでした。
古田さんと
大吾さん(ジャストギビングジャパン代表)と
湯本くん(とんでもないアスリート)と
それがしとで
「んじゃ、四人で出ようね。」
なんてことになったわけです。
そのチャレンジで
古田さんはチャレンジで集まった寄付金の寄付先を
なんとサムガクに指定して下さったわけです。(涙)
それがしも
その想いにこたえねばと
トライアスロンに出るつもりでした。
が
人間ドックの検査で
大腸に
変なものが見つかって(汗)
急遽オペすることになり…。
その年のトライアスロンは断念。
その時から
もうこの挑戦への大きな壁は
出来始めていたのかもしれません。
なんとなく
トライアスロンのことが頭から
離れていたころ。
再開校式に参列してくれた
大吾さんが
打ち上げの席でプレゼン。
「水着の姉ちゃんに逢いに行こう!」
的な
おもろいプレゼンに
今となっては
心友以上夫婦未満の
関西カウンセリングセンター理事長
古今堂さんがバチバチにはまり
「行くわ。絶対に行くわ。」と宣言。
まあ有言実行の方ですから
速攻で
大阪のトライアスロンスクールへドン。
気合の入り方が違います。
それがしは
全く考えておらず
のほほんとしていたのですが
大阪への出張の際。
古今堂さんから
「5月行きますよね?」
との問いかけに
「何にですか?」と答える始末。
もともと
上田でチャリティーマラソン大会を
やろうと思っていたので
ホノルル行ってる場合じゃねえかなとも
思ったんですが
「おいおい長岡。そんなんでいいわけ?
二年前の古田さんの想いは?
大吾さんの想いは?
古今堂さんの想いは?
どないすんねん!!!!」
と
何故か大阪弁の声がですね
なんどもリフレインするんですよ。
だよな。これじゃいかんよな。
そう思い
出場を決断したのは年明けでした。(遅い)
まあまだ半年あるし
なんて舐めてましたから
ろくに練習もせず
普段やっているランニングだけ
淡々とこなしていましたね。
ところが
古今堂さんからの情報により
段々あせってきたんですが
その頃から仕事も激忙になり
今度はしたくても練習できない状況に…。
最大の難関は
1・5キロのスイムですわ。
不肖長岡。
それなりにスポーツは出来る方だと
思います。
トップにはなれませんが
広く浅くそれなりにこなすタイプでございますわ。
が
唯一。
水泳だけは本当に苦手でして…。
小学校4年生まで25M泳げませんでしたから。ええ。ええ。
そんな人間がですよ
海で
1・5キロも泳げるはずがない。
経験者に言わせるとですね
「大丈夫。俺も最初50Mしか泳げなかったもん。」
みたいなことを言うわけです。
そんでもですね
そんなこと言われてもと思うじゃないですか。
少ない空き時間を見つけては
市民室内プールに通い
とにかく独学で泳ぎを練習したわけです。
誰かに教われっちゅうの。本当に。
一か月前に
なんとか1・5キロは泳げるようになりましたが
海とプールでは雲泥の差。
不安は消えませんでした。
仕事は忙しいし
時間はないない。
泳ぎに行きたくても行けないストレスが
バシバシ溜まり始める。
大会まで二週間を切った頃。
なんだか
腹が張りはじめまして…。
先日ここでも書いた通りの結末に。
「また大腸のやろうか!!」
そう思いましたが
絶対に出場してやると
三日間の断食を決行しなんとか
盲腸の野郎は静まりたまえ状態に。
トレーニング再開には
それなりに時間をかけなばならず
大会まで一週間となった月曜日に
トレーニング再開。
の初日の朝…。
慣れないバイク練習で
まさかの大転倒。
バイクと買ったばかりのヘルメットを
かばい
大負傷…。
アホかと思います。
体を守るためにヘルメットは存在するのに
バイクも大破すると体はなんともなかったりするそうで。
なんともないバイクとヘルメットに安心しながら
流血状態で帰宅…。
もう完走なんて絶望的です。
翌朝
とんでもない激痛が首にあって
いやいやプールに行ったんですが
首があがらない…。
200Mも泳げないわけです。
もう完全に
不安の女神「ナーバス」降臨。
そんなへろへろな状態でも
その時は来てしまうもので。
三日前に更なる問題発覚。
帰国の日程を勘違いして申し込み
外せない講演会に間に合わないことが分かり…。
手段としては「全キャンセル」。
アホかと思いました。
「うーん。もう三日前ですからねえ。
あたらしい日程で席をお取りできるかどうか。
まあ、祈っていて下さい。」
なんてツアー担当者に言われ
実は
それが最大のピンチだったかもしれませんね。
だって出れないんだもん。
ハワイにたどり着けないってことですから。
マジで笑えませんでした。
それでも奇跡は起こるもんです。
なんとか
1席あいているってことで
再申し込み可能。
そんでも
とんでもないキャンセル料が
東の空へ飛んで行きました。
出発当日。
最後の悪あがきで
プールにいってなんとか2kを完泳し
爪楊枝の先ぐらいの自信を持って
一路羽田へ。
途中。
なんと
ランニングシューズと
バイクシューズを忘れていることに気が付き
一時間かけて帰宅。
アホだと思いました。
アホです。確定だと思います。
なんとか羽田につき。
チェックイン。
自分のバイクの箱を検査され
「これ自転車ですか?」
と
どう考えても見りゃわかるだろ?と思うような
質問に
「た、多分。チャリです…。」
と答えて
テイクオフ。
それがし。
大の飛行機嫌いで
飛行機の中で立つことなど
絶対に許さないタイプです。
自分が立たないのは勿論のこと
誰かがウロウロするのさえ
イライラします。
バランス崩して
墜落したらどうしてくれんだ!と
本気で思っています。
だので
寝ることはできませんから
ホノルルまで
ワイン7本飲みながら
映画を3本観ました…。
(映画って。本当に面白いですね…。)
南国ハワイについても
なんとなく気持ちが乗らず
モヤモヤは晴れません。
前々夜祭ということで
古今堂さんと合流して
暴飲暴食しましたが
気分は上がらず。
(流石古今堂さんはノリノリでした)
それに比べてそれがしはというと…。
「こんなに楽しくないハワイは初めてだ。」
なんてネガティブ120%になってました。
その気持ちを晴らすために
酒に逃げました。
現地に入っていた
お友達に誘われては
酒を飲み
結局は朝までコース。
翌朝のスイムトレーニングで
その馬鹿な行動が
完全に仇となるわけです。
初めて目にする
スイム会場。
(マリーナの向こう側の大きいプールみたいなのがスイム会場。
ここからみると大したことないと思うのですが。)
「泳げるわけねえジャン…。」
頭の中で「チーン」って鳴りました。
ツアー同行コーチと
ツアー参加者の皆さんと
初スイム。
水の冷たさと
水深六メートルの恐怖と
寝不足と
体調不良が重なって
わずか150メートル先にあるブイに行く前に
パニック!!!
本気で溺れそうになって
迷わず浜辺へ必死で避難。
多分。
だれもわからなかったと思います。
さわやかに帰ってくる皆さんと対照的に
それがしのわずかな自信は
木っ端みじんに砕け散り。
膝を抱えながら浜辺で一人
ドン凹み。
「200%泳げない…。」
そう確信してしまったわけです。
会場に駆け付けた
古今堂さんと朝食を頂くも
(優しい古今堂さんはそれがしにご馳走して下さいました泣)
何を食べたのかもうる覚えで。
迷わずホテルに退散。
それから
完全に引きこもり状態に…。
人生初の「鬱状態」にフェードイン…。
何をどうしても
あの海を泳ぎきることなどできない。
あの恐怖が
どんどん大きくなって…。
「溺れたらどうしよう。」
「リタイアしたらなんて言い訳しよう…。」
「いっそのこと最初から出ないでおこうか…。」
「盲腸悪化しないかな…。」
「会場行く途中に交通事故に逢おう…。」
「そうだ。記憶喪失になろう。」
「このままホノルルに隠れ30年後に日本に戻ろう。」
「トビウオになりたい…。」
もう
よくもまあ浮かんでくる浮かんでくる
次から次から
ネガティブ&マイナスのオンパレード。
普段
そういう習慣がないから
尚更拍車がかかり
止まらなくなる。
「そもそもなんで?
なんでこんな辛いことやりに来てるわけ?」
などと
自暴自棄&自己否定&現実逃避の三点盛り。
(お得です。大特価です。)
結局。一睡もできずに
起床予定時間の2:00に。
よく考えたら
三日間ほとんど寝ていないことに気が付きました。
こんな状態で
泳ぐ切ることなんて出来っこねえよ…。
真っ暗なワイキキの町を
背中丸めながら
乗る事も出来ないであろうバイクをセコセコ漕ぎながら
アラモアナパークへ。
大会DJみたいな陽気な兄ちゃんが
参加者を煽るが如く
朝からなんか言ってるわけですけど
もうそんなもんは
耳障りなだけで。
「俺は溺れるんだよ!ハッピーじゃねえんだよ!」
と
完全に終わってました。
そうなんです。
真っ暗な海を見たら更に恐怖が増しまして
その瞬間です。
「リタイア」 =自己顕示欲破壊。
「海での溺死」=自己顕示欲確保。
よくわかりませんが
リタイアして笑われるぐらいならば
潔く
海で死のう。
そこまでやられていましたね。(冷笑)
そんな最中
トランジションで
古田さんに久しぶりにお会いして
今の自分のヤバさ加減をお話しすると
「大丈夫大丈夫。ここは誰でも完走できる。」
今までは
どんな人から大丈夫と言われても
心におちなかったんですが
何故か
古田さんに言ってもらうと
なんかそうなんかもしれんなあと
思えたりして。
古田さんは
サムガクの為に
初のトライアスロンに挑戦して下さった方。
そう。
あのスーパーアスリート古田さんでも
最初
「50Mしか泳げんかったよ。」
と仰っていた。
監督ですからね。
選手に付きませんからね。
なんだか
不思議と安心感が芽生え
ギリギリのところで
スーパーバイズを頂いたそれがしは
溺死覚悟で海へGO!!!
したわけです。
最初はかなりビビりながら必死でしたが
そのうち
周りの人間に負けたくない根性が沸々してきまして
気が付いたら
あれだけ遠く感じていた
750Mの折り返しのブイが目の前じゃないですか。
それを折り返した瞬間。
全てが逆転されたというか
「解き放たれた」というか。
(アシタカの声が聞こえました。)
「それがし。ゴールできる!!」
そう思った瞬間。
初めてハワイであることを歓び
今までの苦しみが何だったのか。
何に苦しんでたんだろうか。
あははは。あははは。
って
笑いだけが込み上げて
隣で追い越していく
外人の女の選手に
「アロハー!アロハー!」
なんて言いながら泳ぐ始末。
(それはそれでかなり危ない状態ですが)
ふたを開けたら
いままで
プールでも出したことのない
タイムで戻ってきました。
色々あったんですが
3時間17分というタイムで
バイクとランも終え。
フィニッシュ!!
初トライアスロンの挑戦は幕を下ろしました。
居酒屋てっぺんの
大嶋社長もいるじゃないですか。
やっぱ出来る男は違います。
大嶋社長は2時間20分目指してたそうです。
ええ男湯本くんは
日本人最高位でしたわ。
神様は二物を与えてますな。
古今堂さんとも
感動を分かち合いました。
古今堂さんいなかったら
間違いなく逃亡していたと思います。
抱き合った時。
涙があふれました。恥ずかしながら。
下記を通して
http://justgiving.jp/c/8129
このチャレンジにご寄付下さった皆様に
改めて御礼申し上げます。
(まだ受け付けておりますので是非ご協力を)
最終日。
こんな素敵な場所だったのだと
改めて感動。
また来年来ようと
誓うのでした。
★★ 本日の直球言霊 ★★
弱い自分に
打ち勝つための
20秒の勇気。
それがしは普段
生き苦しんでいる人々
そして
サムガクに通う生徒たちに
自分のライン越えを訴えています。
時間はかかっていい。
でも
間違いなく
自分で引いているそのラインの向こうに
新しい自分が待っていると思うからです。
かなり無理もいいます。
言わねばならない立場だと思うからです。
時に悪役にならねば
嫌われ役にならねばならないと
覚悟は決めています。
人の人生に触れるわけですから
当然の覚悟だと思っています。
いいひとだけでは
人のためにはならないと
想うからです。
そして
その分
自分にもそれ以上の
負荷をかけて生きているつもりです。
でも
今回の挑戦で
理解していたつもりでも
実感として薄れていた
自分に置き換えての提案。
なんてもんを
ハワイの海に教えてもらったような気がします。
「そんなこと簡単だよ。」
「お前ならできるはずだ。」
「もう答えは分かってるだろ?」
「あとは行動のみ!」
なんてことをですよ
普段よく口にしていますが
今回
この種類の言葉が
一番耳障りでした。
分かっていても無理なこともあって。
だからと言って
ただ慰めてもらっても
泳げなかったと思うのです。
多分です。
その苦しみを
自分に置き換えて
噛み砕いてから伝えると
なんかニュアンスは変わるんじゃないかと
想ったりします。
もう泳ぐ自信はありますが
初めてトライアスロンに挑戦し
スイムに自信がない方々に
それがしは
最高のアドバイスをする自信があります。
最終的には
経験が不安を消し去り
不安を経験に変えていくんでしょうけど。
イケイケドンドンで
啓発的に煽る支援は
元々好きではないんですが
今回の挑戦で
それがしの支援スキルはとてつもなく
レベルアップしたことは
間違いなさそうです。
何でも出来そうな気がするんです。
そんな自信も手に入れました。
だから
逆にのんびり
人にやさしくあれるような
そんな
毎日を送っています。
こんな気持ちを
持つことが出来たのは
あのスタート前。
恐怖マックスの中で生まれた
20秒間の勇気。
だったのだと思います。
ここぞという時。
皆さんも
20秒間。
勇気を振り絞ってみてください。
もう
その次は
手に入っているはずです。
来年。
参加してみたいいという方!
それがし
単独参加だったので
来年はチーム参加したいのです。
是非
チーム参加
お待ちしています!!!!
それがし
今から500円玉貯金
はじめました。
最後に
尊敬する古田さんと。
ゴール!!
http://youtu.be/N7XHa5la-PM
★★おしらせ①★★
サムガク「認定NPO法人」となりました!
今までの「NPO法人」から
「認定NPO法人」になると
学園にご寄付下さった個人・企業・団体の皆様に
「税制優遇」をお返しすることができるようになります。
計算方法は
ちょいと複雑なので
正確なものではありませんが
まずは
ざっくりと説明します。
例えば…
Aさんが学園に1万円寄付
学園から認定NPOとして領収書を発行。
年末調整や確定申告で使っていただく。
寄付金の約40%が
所得税から控除されます。
ようするに
今までは納税はしても
その税金の使われ方は分からないし
自分で決めることも出来なかった。
しかし
侍学園に寄付した金額の約40%は
実質戻ってくることになりますから
自分の意思で
「この税金はサムガクの為に使ってくれ!」
ってことが
可能になるってことです。
これは
本当に素晴らしい制度なんです。
サムガクが発展する為ではなく
世の中を
「人々の想い」で良くしていく為に
絶対に必要な制度なんです。
認定を受けるには
それはそれは大変なんですが
長岡本人は人間的には不真面目ですが
仕事きっちり
真面目にこつこつと
法人はきちんと育ってきたので
それを認めていただいたわけです。
是非
寄付という行為で
皆さん自身も
「世の中変えるでイキル」
体験していただけませんか?
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0268-38-0063
samurai@samugaku.com