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元車椅子の某が想うこと。

余脂肪量が
気になり始めた

不肖侍長岡です。

★★

早いもので
小児科で心理総合支援を始めて
9年目になるみたいです。

不思議な感覚ですね。
最近始めたような気でいたんですが。

あの当時は必死でしたから。

自分が通用するのか。
ドクターたちに認めてもらえるのか。

とにかくゼロから作った仕事なんで
いつでも首切られてもいい状態ですからね。

「結果」出すしかなかったですんで。

真面目に仕事しちゃいましたね。
柄にもなく。

今では当たり前のように
患者さんがリファーされてきて
一日で対応できる限界を超えてきます。

もう無理無理。

って状態なんですが
逆にそれだけ「信頼」を勝ち取った証拠でもあって。

やるなら今しかねえ。

って感じで今日もフル回転してます。

この部屋には様々な「悩み」を抱えた
子どもや親御さんが来ます。

中には先天性のハンデを抱えた子も。

小児麻痺で電動車椅子の子も
何人も抱えているんですけど

1人の女の子(今はもう女性ですが)のお陰で
なんとなく
ハンデを抱えながらも
自立していくための支援メソッドが出来ました。

彼女の夢は「納税者になる」でした。

肢体不自由の彼女にとっての夢は
自足歩行であったり
運動することであったり
健常者にとっては当たり前のことを
大きな夢として抱いているのかなあなんて
勝手に思っていたんですが。

車椅子時代の某がそうだったので…。

夢見るってことでなく
実現できる目標を立てる。

そこに生きる強さを感じたわけです。

国から支給される年金で生活できている私が
その財源である「納税」を意識なければおかしい。
でも
今の作業所では月に20日働いても
手にできるのはわずか数千円。
これが障がい者就労の現実です。
普通に働きたいんです。
そして普通に納税したい。

彼女は真剣にそんなことを某に言いました。

その夢をできるだけ応援しようと思って
某のネットワークを使っていろいろ調べてみたわけです。

誰も排除しない
まぜこのぜの社会の実現を目指して
精力的に活動されている
http://getintouch.or.jp/

東ちづるさんからの紹介で

NPO法人ALON ALONの那部さんを
http://www.alon-alon.org/
紹介して頂いたのは二年前ぐらいだったと思います。

那部さんは
障がい者の所得倍増計画を打ち出し
国会議員で構成される
障がい者所得倍増議員連まで作ってしまった方です。

障がい者の雇用を積極的に行っている
ISFネット様とも
http://www.isfnet.co.jp/
つながりが強かったところから

那部さんに仲介してもらって
彼女はISFネットに研修生として入職することが出来ました。
その際
わざわざ東さんも同席して頂き
彼女は本当に恐縮してましたけど
本当に嬉しそうでした。

結構大変な研修期間を経て
彼女は某有名アパレル企業への
正社員雇用を勝ち取ったわけです。

銀座に出勤する彼女なんて
本当に想像できませんでしたから。

某の目の前に現れたばかりの彼女は
自己肯定感が低く
常に自分は社会の迷惑であり
早くこの命が終わらないかと嘆いている子でした。

そんな彼女が
今は胸張って働き
労働相当の賃金を手にし

「納税」しているわけです。

確かにできる事には限りがあると思います。
でも
仕事を作る側の気持ちさえあれば
彼女のように
重度のハンデがあっても
立派に働くことはできる。

仕事を作る側の意識と
社会全体の意識とが
変わっていく必要があるってことです。

それを実現しようと
自分の人生をかけている那部さんの活動には
本当に頭が下がりますわ。

彼女以降も
二名の電動車いすの子たちを
お願いしたんですが

「はいはーい。了解しました。お任せ下さい!」

なんて
すぐに対応下さるのも
那部さんの凄さだったりします。

気が付いた人間が
本気で取り組んで
それを続けながらさらに発展させる覚悟を持つ。

世の中って
そんな第一歩から変わっていくんじゃないかって
思ったりするのです。

自足歩行は不可能といわれた
某だからこそ
ハンデを見えなくする社会の実現には
とてつもない必要性と
希望があったりするのです。

そんな那部さんが新たなるプロジェクトを。

「太陽と月」プロジェクト
障がいのある皆さんが携わった商品
を皆で使って支え合おうというプロジェクトです
つながるため
広げるためのコンセプトバッジができました
ただいま1000名の仲間を募集中です
ぜひご参加下さい!
http://www.alon-alon.org/sun-moon/

ということです。
某も早速買いました。

小さな協力しかできませんが
その思いを持った1000人の力って
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