こんにちは。
長野県上田市侍学園、今日は雪のため銀世界になっています!
平形教頭の授業は昨日に引き続き防災の授業でした。グループに分かれて話し合っていきます。
まずは、シチュエーション。震度7の地震が起き、揺れが止まってからの5分間どう行動しますか?携帯電話は使えない状況です。
短い時間で考えてグループごとに発表していきます。
次に揺れが止まってからの1時間どう行動しますか?
みんな真剣に話し合い、平形教頭が東日本大震災で体験した話、人から聞いた話の時は皆さん静かに耳を傾けていました。
午後は職業人講話!
本日は、大蔵流吉次郎狂言会所属 狂言師 上田圭輔さんです。
紋付き袴姿ですでにかっこいいですね。不思議なもので袴姿の方がいるだけでその場が締まる気がするのは自分だけでしょうか??
まずは挨拶。正しい正座を教わりました。座って後ろで足を組むのが正しいそうです。そして背筋を伸ばす。
初めて知りましたが狂言は約650年前に作られた、今で言うショートコントみたいなもので笑える話を演じているそうです。しかもその形を作ったのがお坊さんだそうで、意外でした。
と言うことで、みんなで狂言風に笑う練習です!
写真だと分かりずらいので文字にします。
はーーーーーーーーーはっーーーーはっーーはっーはっはっはっはっはっはっはっ
だんだん声を小さく、間を短くしていきます。
最初はみんな緊張していましたが、だんだんと笑顔で、できるようになっていきました。
言うまでもないですが上田さんは声が通っていて教室がしびれる感じでした。
そして本日、上田さんに見せて頂いた狂言は、「しびり」と言うものでした。
簡単なあらすじですが、急に客人が来ることになってしまったある家の主人が使用人にお使いを頼むのですが、使用人は面倒くさいので、親譲りの足のしびれの発作が出た!と仮病を使う使用人とそれをどうやって嘘だと見破ってやろうかという主人のやりとりです。
しびれてます。
おもしろいですね!今まで体験したことない世界なので新鮮と言ったほうが正しいのでしょうか!?
その後は、姿勢、歩き方、すり足など基本的な動きを体験させていただきました。
しゃべり方も独特のイントネーションに変えてありました。それは尻下がりなイントネーションだと暗くなっていってしまうからだそうです。
扇は広げると11寸あり、漢字にすると寺になり、お寺の修行くらい大変だから。と言われているそうです。
その他にも動物の物まねもありました。これはカニの動きをやっています。
わずか90分の授業でしたがとても奥が深い世界でした。しかしその裏にはとても厳しい世界があるのも事実です。いつか機会があればゆっくりと狂言を見てみたいものですね。
本日はありがとうございました。