こんにちは!
ブログは総務髙橋がおおくりします。
今日は今年度卒業が決まった卒業生授業&デッサン
卒業生授業の中身が濃すぎて、載せたい言葉が多すぎて、文章量が多くなってしまい失礼します!
卒業生の言葉+私の感じた事ともに今日は書いていきたいと思います。
彼は、サムガクに入る前の状態から現在までを話してくれました。
青字が彼の言葉の一部です。紹介します。
【サムガクに入るまで】
専門学校に通い卒業する一か月前に中退。
心の状態は物欲、意欲がない状態
感情的になることが多く、両親との関係も良くなかったといいます。
専門学校に通う環境の中で心から楽しめている時間が少なかった。
寮の規則が厳しくて、人間関係も良くなかった。
哀怒が多く、だんだん自分が本当に目指していたものだったかあいまいになっていった。
そして、家に引きこもるようになり、外に出る時も周り人の視線が気になり、
人と話すことがなくなったそうです。
そんな中、新潟の相談支援センターで以前サムガクに勤めていたSさんと出会います。
彼は、「そんな僕でも受け入れてくれた」とその時のことを言っていました。
その出会いの中で、徐々に人と挨拶くらいができるようになっていきました。
「サムライ学園にいってみない?」その斎藤さんの言葉が、
人生の成長につながるターニングポイントになったそうです。
【サムガクに入って。】
自分自身を変えたくてサムガクに入学し、最初は自分が何を感じているのか感情の整理がつかず、出てくる自分の感情を受け入れられなかった。
時にはプログラム中、みんなから離れて学園のホールでぼーとしているときがあった。
悩み事があっても、相談できず、何に苦しんでいるのかのことばの表現ができなかった
そこでスタッフに出会い、
「人は壁にぶつかるときがあるけれど、時に逃げてもいい」ということを知った。
そこで自分のきもちを少しずつはなせるようになり、些細なことでもしっかり聞いてくれて受け入れてくれる人たちがいることを感じたそうです。
「辛い時だからこそ勇気をもって伝えることが大事」
彼の卒業生授業の中で何度も繰り返し言っていた言葉です。
またサムガクの学園祭などで皆で団結して、人前に立つ経験をした。
最初は怖くて泣いていたけれど、やり終えた瞬間、達成感を得た。
【もう一度社会へ。自分の本当の感情に出会う彼。仕事を通して学んだこと。】
二年目から車の免許を取ること、バイトを始めるという目標を掲げて行動し、
このときから自分の意志で行動ができるようになったと感じた。
コンビニで仕事して、いろいろな事を身につけられて、2年間継続して出来た時に自信がついた。外の世界でも、優しい人たちにも出会った。
仕事場でも人間関係で上手く合わない人は必ず一人は居るということ再確認した。
なるべく気にしないことにした。気にすると仕事に行けなくなる。
ちゃんと自分の事を観てくれている人はいるんだなと思った。
そこで自分の体調やメンタルなど安定しそれらを維持していく力がつき、
徐々に、気分の波の幅がゆるやかになっていった。
ただ働くのではなくなんで働き続けるか目的をもって行動して行くことが少しずつできた。
バイトでの挫折や、失敗、希望をもてないとき
まずはスタッフさんに相談して、重く考えず、他の人の意見を取り入れる事でおもくかんがえることは減った。
問題の受け取り方次第で、その後のモチベ―ジョンがかわっていく
ほどほどにうけとる。重く受け取ることをやめた。
【生徒からの質問】
Q,職場で他人の過去を探ってくる人に対してどう対応したら良いですか?
A,自分の過去の事をいっぱいはなすとつらい気持ちが出てきちゃうので、
その一歩手前でおわらせたほうがよい。シンプルに答える。
相手によって話せる程度が変わるから、難しいと思えば逃げても良い。
Q,仕事をやめたいという気持ちがマックスの時に、踏みとどまる基準はありますか?
職場で人間関係うまくいかないときなど。
A,相手次第、人によって関係の深さは変わる。
上手くいかない人のことをたくさん考えるより、仲良くなっている人と人間関係を続けていた方がよいのでは。
僕も今の職場で、もう辞める、仕事辞めたいときあった。そんな時、スタッフさんに話して、なんとか持ちかえした。自分に後悔したくない、もったいない。
前向きにいくには、自分にとって人に相談することだった。
【現在の仕事】
後半は、現在、有名アパレルショップで働いている彼の仕事を紹介してくれました。
昔から父親が好きなブランド、段々自分も興味を持ち、コンビニのバイトを2年経験
経験した後、募集をみて流れで挑戦してみた。
合格の通知をみてすごい嬉しかった。今は働いて、一年経った。
より一層、人と話す言葉遣いや接客をまなぶことができた。
そして、ここで働くことに誇りを持っている。
その後、洋服のたたみ方を生徒におしえてくれました。
働くことに誇りをもった彼の姿は、接していてとても気持ちの良い姿でした。
【在校生へのメッセージ】
自分にとってのHOPEを忘れず、人生を楽しんでいきたいと思っている。
在校生にも希望を忘れずに、すごしてほしい。
授業をみていた理事長からは「合格!」のことば。
在校生が、これから自分との向き合いかたのヒントがたくさん詰まった授業でした。
彼は、 ちょうど私が入社4年目程の時に入学してきてくれた生徒で、体験の時からの変化を見ています。 先日の卒レクのときにも、車の中で思い出話で花が咲いたのですが、 良く宿直のときに面談をして、本当に落ち込んだ時にはなしたこともあれば、たわいのない話の中で本人の生き方に触れること機会がありました。 パッと彼らを頭の中で思い出すと二つの姿があります。 真っ直ぐに生き生き話す姿と、悩みの中に迷い込み心を閉ざしているなかなんとかもがいている姿です。
どちらとも、彼らなのですが、圧倒的に社会にでてから、強く生き生きした姿が増えていった印象です。 入学当初から今まで接する中で、共感、尊敬、励まし、同志など今の関係性に至るまで色々な心の変化がありました。
卒業生として、卒業式にたつまでの期間の成長を共にしていて、私自身も確実に彼と出会い大きな変化があったと実感しています。出会わなければ、私の人生のひとつの要素がかけていたのではとさえおもいます。
侍学園の生徒やスタッフとの関わり、研修先や仕事場での関わり、そして家族との関わりの中で、彼らは大きな変化を遂げていきました。働き続ける=自分の人生に希望をもち続ける精神力がついていったなと感じています。
侍学園の中で、まず安心•安全を手にして、 失敗も成功体験に変わる経験を積み重ね、 社会へでて、より世界が広がって、新しい自分への発見をしていきました。
卒業式まであと少し。 今年度、そのステージに立つ2人の卒業生授業で残してくれた生きた教科書が学園の宝です。 今後彼らと出会ったすべての人に伝染していく気がします。 侍学園から卒業生1人が社会にでていった社会的インパクトの大きさは計り知れません。
彼らには、生き方を模索する中で一貫したものがありました。 孤をもちながは誰かを信じぬく心、そして自分の幸せに向かっていく芯を感じています。今日の授業に感謝です。
と自分の感想もながくなってしまいすみません。つい熱くなってしまいました。
午後はデッサンの授業
今日は輪になって座り、モデルを交代しながら5分でクロッキー画を描く授業です。
新画伯誕生!!!
不思議と描いていくうちにみんなタッチが大胆になっていき、人物を捉えるスピードが増し、楽しくなっていきます。
すてきな絵をあげていきます。
特徴を捉えていて、サムガクを知っている人だと誰だかわかりますね。
今日もたくさん心の動く授業でした。