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学級通信「サムライフ」vol,3205

みなさん、こんにちは。

教頭の平形です。

サムガクの桜、今日は満開です!!

4月に入って、学園祭準備ばっかりでしたが、今日は朝から、座禅の授業。

上田市内の日輪寺さんにお邪魔しました!

ご住職がサムガクスタッフ内久根の高校時代の同級生。

そのご縁もあって、今回の授業をお願いすることができました。

まずは座禅から。

足の組み方や、手の形、呼吸法などを習い、座禅をするお部屋へ。

1人1人、壁に向き合い、1.5mほど前をイメージして視線を落とします。

30分間の座禅。

心に浮かぶあれこれを、どんどん脇に置いておく。

30分間が短いと感じた人は、何かに集中していた人。

30分が長いと感じた人は、修行にちゃんと向き合っていた人なんだそうです。

途中、気のゆるみをいましめる為に、警策(きょうさく)を受けることができます。
自ら合掌をすると、右肩に警策がバチ~~~ンと振り下ろされます。

私は2回お願いしましたが、2回目はクリティカルヒットで、堂内に響き渡っておりました。気持ちがシャキッとします。

座禅の後は、写経と写仏。

筆ペンを使って、薄く書かれた仏絵やお経をなぞります。
初めての人が多く、写仏は仏像を見ながら写生するものと思っていたらしく、「絵を描くのは苦手だ」と緊張している生徒もいました。

なぞるだけど聞いて、ホッとしたようです。

じっくり時間をかけて、心に願い事を思い浮かべながら、一筆一筆すすめていきます。

集中したので、お腹が空きました。

お昼ご飯をいただきます。
精進料理です。

お粥なのに、トッピングがたくさんあって大満足。

最後はたくあんでお椀をぬぐって、お茶を注ぎ、食器も綺麗にしおしまいです。


本来は食事中、お話はしないそうですが、今日はたくさん質問し、たくさん答えていただきました。


「どうすれば、お坊さんになれますか」 → 修行をすれば、だれでも目指せます。

「尼僧になるには、どこで修行するのでしょうか」 →  男性は全国に13か所修行の場がありますが、女性は愛知県に一カ所だけです。

「その首からぶらさげているバックのようなものは何ですか」 → 略式の袈裟です。

「たくあんを音を立てずに食べるのはどうしたらいいのか」 →  実際にやってみます。(ぼりっ)あ、鳴っちゃいました。


「なぜお坊さんになったのですか」 → 実家がお寺でした。

「宗派は選べるのですか」 → わたしは実家の曹洞宗を選ぶことになりますが、そうでなければ選べます。

「食べていけないものはなんですか?」 → 修行の時には食べられませんが、「お坊さん、食べてください」と差し入れされたものは肉でも食べます。

「なぜ、お粥を食べるのか。普通にご飯ではいけないのですか」 → ・・・なぜでしょうね。いい質問です。次回までに考えておきます。

私は何もしないことが苦手です。
だから座禅のように、起きているのにじっとして、無になろうと努力する時間はとても新鮮でした。

私は字を書くことも苦手です。

書きたいことに手が追い付かないなんて言ってますが、本当に字が汚いまんま大人になりました。

だから写経のように、美しい文字をゆっくりなぞっていくことは、人生ですっ飛ばしてきたことを取り戻す感覚になります。

私は食事をきちんと摂ることが苦手です。

独り暮らしなので、いつも食事スタイルは自由。

だいたいグルメ番組を見ながら食べるので、目の前の食べ物自体を味わうことがありません。

朝から約3時間。

こんなにもたくさんの経験と学びが詰まった場所があるとは!

もう感謝しかありません。

日輪寺さん、本当にありがとうございました!!

今後ともよろしくお願いいたします。

お粥だけでは足りないだろうと、給食も用意してもらっていました。
みんな満腹で入らないんじゃないかと心配していましたが、がっつり食べてました・・・。

14時半から生徒発表の台本を確認し、授業は終了。

特訓したり、POPを作ったり、版画を刷ったり、みんな18時まで残って頑張っていました。

学園祭まで登校日はあと10日。

作るものも、覚えることも、考えることも、てんこ盛り。

あまりに多くて、パンクしそうになりますが、全部投げ出すくらいなら、ひとつでも多く完成させた方がいい。

そうしてこなしていくうちに、いつの間にかタスクは減って、努力と自信がそこに残っていくはずです。

みんな~~~~~、頑張ろうね~~~~、一緒に!!

また来週~~~~。

※今21時なんですが、さっき生徒が忘れ物を取りに学園にやってきました。
今日、渡した台本です。

土日に覚える為に、取りに戻ってくれました。

作品を大事に思ってくれて、責任感も持ってくれて、嬉しい夜です。

今週もお疲れさまでした。

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