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学級通信「サムライフ」vol,3229

今日のブログは総務髙橋が担当いたします。

今日はLSSメンバーであり神奈川県川崎市にあるヘアーサロンスイッチの理容師 野村貴子さんが来てくださいました。昨日サムガクゴルフコンペで上田に来ていただいていたのですが、そんなチャンスにぜひ授業をお願いして、貴重なお休みに来てくださいました。

ありがたい!

さてどんな1日になったでしょうか?

振り返っていきます。

今日は座学の授業。

志からのスタート!

話かけても集中して返答がないほど、、、

ウォーキングは気持ちの良い日でした。

歌ものどがかれそうになるほど!気持ちよく声を出せていました。

午前座学の平形教頭授業は

『耳の痛い』話についてでした。

耳の痛~い自分の悪い所や、図星を突かれるようなことを他人から言われて、聞いていて辛い、恥ずかしい経験をみなさんしたことはありませんか?

思い浮かべると、ぱっと思い出す、でも忘れたいくらい恥ずかしい。

そんな耳の痛い経験をした話をまず平形さんが紹介してくれました。

この経験から、人に頂戴!という姿勢になっていた自分に気づいた、

自分の気持ちを人に押し付けているかもしれない、そんなふうに他者の言葉から気づいたそうです。

生徒にも耳の痛い経験を聞いてみました。

手を上げる人が少なくて、みんな言えないのかな?とおもっていたら、ありすぎてどれを紹介しようか迷っているとのこと!

いくつかあげてくれたのですが、

・人に指摘して、みんなは動いてくれたけど、「たまたまあっていただけで正解ではないよね」といわれた。

→言われたとき、指示することに固執していたかもと自分で思った。

他にも、「シンプルなことを複雑に考えるくせがある」といわれたこともある。

・寮に初めて来て部屋にこもっていた時に、「周りに心配されたくてやっているの?」と言われたとき。

→違う部分もあるけど、図星でそういう部分もあるとおもった。構ってもらいたくてやっている自分もいたことに気づいたら恥ずかしかった。

学園で生活している中での話も多く出てきました。

社会ではなかなか言葉で言ってもらえないことも、そのままでは本人が気づかないことがあればスタッフは耳の痛い話をすることがあります。

それでも、耳が痛いということは本人の自覚が少しあるからこそ、伝わり、反省につながるので、生徒はしっかり届き受け止めていることがわかります。

また耳の痛い話をみんなの前で言えている生徒の成長を感じました。

今になれば笑いばなしもありますが、その時本人は自分と向き合ったのだろうなという姿が見れました。

平形さんも

「その段階を越えててほしい。その段階を越えたら人にいえるようになるから。」

とおっしゃっていました。

耳の痛い話は、言われたことはその通り!そこに「でも」と言い訳をしたくなるけど、それを越える自分自身の素直な気持ちが前に出てくることで反省になる。

指摘されると耳が痛いより、すっきりするという生徒もいました。

耳の痛い話は、ちょっとした自分の判断がいつもと違うものだったり、自分でいろいろ考えた上で焦り、怖さ、不安をもとに、ちょっと違うとわかりながらも行動を選択した結果、それが人に見破られて指摘されることもあるように思いました。

頭ではいろいろ考えていても、自分の行動はなかなか言われないと見えないものだなと感じました。自分で自分の気持ちを見て見ぬふりをしていないか改めて考えるきっかけになりました。

そんな気持ちをムーミンのリトルミーの言葉が肯定してくれました。

深い!

お昼はロコモコ丼を食べて午後授業に!

そして、特別講師 理容師 野村貴子さんの授業です。

LSSのメンバーでも理容師さんは少ないので、美容と理容にどんな違いがあるのか私も

しらなかったのですが、

例えれば、美容はフラワーアレンジメント(容姿を整え、お客様の希望に沿ったアレンジをする)としたら理容は盆栽(木の幹を整えるイメージ)とのことで、

野村さんが理容を選んだのは、気持ちを汲みとって容姿をかえる美容よりも、男性のお客様が多く、「ここは短くしてほしい。ここを剃って欲しい。」など要望がシンプルで分かり易い方が自分に向ているといわれ、理容の道に進んだそうです。

私たち方みると明るくて太陽のような野村さんですが、

小さい頃は赤面症・泣き虫だったそうです。

そんな自分が嫌で、何が足りないんだろうと考えて

ふさぎこんでいった時期もあったそうです。

人と自然に話せるように言葉を増やしていこうといろんなことを知り、話せるようになってきたら、次に技術を極めて行こう!好きを極めて行こう!と進んで、理容師さんになったそうです。

特技をもち、誰かの役に立つ。

ふさぎこまずに、ひとつひとつ自分で考え、吸収をしている姿が人を勇気づける今の野村さんの魅力に繋がっているのだと感じました。

今日は身なりの整え方についてお話頂きました。

生徒の中には、学園にくるときに、人を意識するよりも、ある意味で家族のような安心感をもって来ている人もいるかもしれません。スタッフも社会ではどう見えるかを言葉でつたえることがよくあります。

野村さんがおっしゃったのは、

社会で大切なことは清潔感があること。

また、だれかに対して不清潔にだと感じたとしても、本人の身体の状態の問題もあるかも知れないとので、状態をみて伝えることを教えてくださいました。

例えばフケがついていても、皮脂や肌の状態が悪いかもしれません。

どんな風に髪を洗ったらよいのか?という質問に対して、

正しいシャンプーの仕方を教えてくださいました。

そこで目からうろこだったのは湯シャンのススメ!

シャンプーで汚れを落とそうと思って、必要な油までとってしまい

髪の状態が改善されない人もいます。

まずは湯シャンでしっかりと洗ってから石鹸。

泡が立ったら、それ以降ごしごししすぎずしっかり流す。

泡で洗うイメージよりは泡を立てるまでが大切。

流水時間を意識してみるとよいという話をして頂きました。

泡が立ったら汚れていない証拠。

洗う意味と理由をよくわかってなければ気付けない目線した。

また、フケがでて、シャンプーはしばらく控えないとコンディションが悪いときは、

フケが落ちないようにワックス材、ヘアアレンジ品で汚れをキャッチする方法もお聞きしました。

「自分の状態がどうなのか研究してみるとよい。」

「毎朝鏡を見る自分が許せれば、自信が持てれば、それでよいと思う。」

この言葉が心に響きました。

社会の中で清潔感をもって生きていたいとおもうなら2割は相手の為に綺麗になる。

あなたの為に綺麗にしてますという気持ちをもってもよいとのことです。

そのほか、理容師さんが強い、ムダ毛処理について、

色々教えて頂き、

サボテンワックスをつかい鼻毛処理体験!を行いました。

驚く程取れたので、みんな衝撃を受けていました。みんな食い入るようにみていますね!

自分ではなかなか変化は出せなくても、やっぱり変化をしると楽しいし、人への意識も変わりますね。

すばらしい授業をありがとうございました。

みんな今日は耳の痛い、鼻の穴がちょっと痛いでも、それが心地よくなるそんな1日でした。

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