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沖縄新規事業の関係者各位及びご支援頂いた皆様へ

okinawa-news160401

この度は我々の新規事業開始に際し、多大なるご支援ご協力を賜りましたこと両法人を代表いたしまして、厚く御礼申し上げます。
皆様のご厚情により、2015年12月12日、沖縄県那覇市平和通りに、沖縄の子ども若者たちの未来を創造する場所として「アシタネ」を開所するに至りました。
 このコミュニティースペース「アシタネ」は、NPO法人ちゅらゆいとNPO法人侍学園スクオーラ・今人の共同事業として設立いたしました。それまでの経緯としては、沖縄における「貧困問題」を皮切りとした、子ども・若者を取り巻く諸問題に対し、両法人のミッションを遂行するため、両法人のこれまでの支援実績を活かし、協働することで、支援事業の効率性を図ることを目的としてきました。
 受益者負担の可能性が低い「生活困窮家庭の子ども」への支援を柱とする、NPO法人ちゅらゆいと、授業料負担が原則のNPO法人侍学園スクオーラ・今人とが、事業所を共有することにより、両法人に支援を必要とする子ども・若者、その家族の皆様が利用しやすいことを最優先事項ととらえ、準備を進めてまいりました。そして、両法人の目的は、沖縄の未来を担う子どもたちの明日をつくることで合意していました。
 開所式直後の2015年年末。内閣府による沖縄の貧困に対する政策提言がなされ、同時に長期にわたる予算措置も提言されました。この政策に関して、NPO法人ちゅらゆいの支援事業はマッチングすることとなり、同政策に対しNPO法人ちゅらゆいは企画提案することとなりました。事業受託は確定していないのですが、今後、この政策提言に沿って事業を進めていく可能性を考えたときに、両法人が同一の事業所で共同活動を続けていくことは、要支援者や関係各位に混乱を招くことが予想されるため、両法人による協議の末、事業所をそれぞれ設置することが望ましいという結果に至りました。
 この共同事業の特殊性や先見性に対し、多大なるご期待とご支援を頂きながら、開所早々に事業分離せざるを得ないことは、皆様に対し非常に心苦しく、申し訳ない気持ちで一杯ではありますが、全ては「沖縄の子ども・若者の未来」創造を最優先することが、皆様に対する我々の責務と考え、それぞれの場所で、共通の目標をぶらすことなく、この支援事業に邁進して参る所存です。
 尚、NPO法人ちゅらゆいが運営する「kukulu」は「アシタネ」で事業を開始しており、NPO法人侍学園スクオーラ・今人は、新たに沖縄県南風原町に拠点を移し、2月1日より生徒の受け入れを開始し活動しています。
両法人に趣旨及び意見の相違があったわけでなく、現在も様々な場面で協働連携を継続しております。何卒、ご理解の上、両法人の運営はもとより、沖縄の子ども・若者の未来への、益々のご協力・ご支援を賜れますよう重ねてお願い申し上げます。

2016年4月1日

NPO法人ちゅらゆい 代表理事 金城隆一
NPO法人侍学園スクオーラ・今人 理事長 長岡秀貴

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