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学級通信「サムライフ」vol,2410

こんにちは。侍学園から冬の手前の便りです。

 

 

薪ストーブがパチパチと音と立てているのが良く聞こえる、凛とした空気の教室の中で

 

生徒たちは志の時間を過ごしています。話しかけるのも気まずいくらいです。

 

 

自分が決めた志と向き合いながらも、心の中では自分自身と向き合っているのかもしれません。

 

 

 

 

本を読む者、楽器を奏でる者、体を鍛える者と様々です。

 

 

 

 

 

世界は今日も物凄い速さで進んでいるのでしょうが、一人の人間が日々悩み、試行錯誤して進めるのなんてほんのわずかな距離でしかないのでしょう。

 

そのわずかな進みをどうしたら実感できるのか?ずっと意識していたら疲れてしまうし、嫌になる。

 

良く使われる表現ですが「振り返ったら道ができていた」それでいいのではないでしょうか?

 

時にはいばらの道、時には高い山の道、正解だと思った道で、ある日「行き止まり、戻れ」の看板に出くわしたりと。

 

それは誰にだってある事、起こりえる事。

 

 

 

そんな時に私たちはどうやって立ち上がるのか?

 

人それぞれ立ち上がり方があるのでしょうが、この志の時間に学んだことが積み重なり立ち上がるための杖となったり、土台となって足元を固めていくのかもしれません。

 

今日の授業は、社会での良くあるルールでした。上座、下座、手紙を出すときの基本的なルールなどを学びました。

 

学んですぐに役に立つものもありますが、5年後、10年後、ある日ふと役に立つことを学ぶ時もあります。しかし、教えられているその時に意味を感じるのは難しいときもあるのです。

 

そしてある日気付くのです。

 

あ~あの時学んだことだ!と。実感を伴ったその時に人は、頭から心へ学びがおりていくのかもしれません。

 

 

お昼。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後は農業。ニンニクを植える作業です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植えると芽を出し、少しだけ背を伸ばして寒く長い冬を越えて春を越え、さらに背を伸ばして梅雨の前の6月頃に収穫されていくのです。無事に育ってくれることを願うばかりです。その時は笑えるように。

 

 

 

 

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