不肖長岡です。
★★
いいことと
わるいこと
嬉しいことと
悲しいこと
人の鼓動のように
波形は崩れることはないのです。
いいことがあれば
その後に
どん底に落とされる。
嬉しいことが目の前に現れると
次の瞬間
慟哭が食道を上がってくるような
現実が目の前に転がる。
バイプレーヤーというものが
当てはまるのか。
今となっては
それに違和感しかない存在感が
漣さんにはありました。
某が尊敬して止まない
久保田先生を
漣さんが演じて下さったこと。
漣さんの作品が大好きな某としては
本当に夢のような出来事でした。
撮影中。
撮影の合間に
学園前の自動販売機の横で
熱心に
ご自身が応援しているサッカーチームの
試合速報に
一喜一憂している姿が忘れられません。
「ナガオカせんせいは大変なことされてるのに
悲壮感が全く感じませんね。だからこの学園は
映画になる価値があるんだと思いますよ。」
漣さんから頂いた言葉は
某の勇気になっています。
同じ状況で
25年前。某は恩師を失いました。
急性心不全でした。
ご家族はもとより
漣さんの優しさに触れた方々の
悲しみの深さは計り知れない。
本当に沢山の素晴らしい作品を
残してくださいました。
間違いなく
心残りが沢山あると思いますが
どうぞ
ゆっくりお休みください。
そして
同時に
心友が若くして逝きました。
本当にいい奴でした。
大阪に行くと
いつもあいつはいました。
某の都合に合わせて
必ずあいつはいてくれたんだと思います。
闘病中のあいつに
某は会いに行けなかった。
行かなかったのです。
また今度。
そう信じていたというのが
何とか絞り出す言い訳かもしれません。
でも
また今度は
あまりにも不確定なものです。
だから
どんな小さな別れでも
この一瞬を共にしたことに感謝して
別れを惜しむことを忘れないように
しなければならないと思うのです。
おはよう。と挨拶をかわせることの
幸せを。
感じなければならないのだと思うのです。
漣さん。本当にありがとうございました。
とよし。
よく頑張りました。
もうゆっくり休んでいいから。
本当にありがとう。
キミにあえて本当によかった。
合掌